1. 【ハイリスクだからこそリターンが大きい】Amazonの戦略の根底にある「信念」とは?

【ハイリスクだからこそリターンが大きい】Amazonの戦略の根底にある「信念」とは?

by sⓘndy°
 「Amazon.com」は、アメリカ合衆国のワシントン州シアトルに本拠を構える日本でも馴染みの深い通販サイトです。 また、インターネット上の商取引の分野でも最も成功を収めた企業の一つで、その代表を務めるのがジェフ・ベゾス。Amazonがこれほどまでの成功を収めた理由は何なのでしょうか? ここでは、経営戦略の視点から見て行こうと思います。

Amazonの経営戦略とは?

 Amazonは「顧客第一主義」を実行しており、赤字覚悟の低料金で大規模な新事業をスタートしたり、ユーザーに返品を求めずに返金するようなカスタマーサポートポリシーを設定するといったことを18年に渡って実行しています。

 また、全品送料無料というキャンペーンも実施しており、これも顧客を第一に思っての行動です。かつて「ハリーポッターと炎のゴブレット」が出版された際には、Amazonは40%の値引きと共に、配本日当日に顧客が受け取れるよう通常配送料で御急ぎ配送を提供すると発表しました。

 総額約1億円の赤字が予測されましたが、社長のベゾスは何も恐れてなかったのです。この結果、25万5000冊もの注文を受け、また、顧客から感謝の声が上がり、700件を超える好意的なコメントが送られてくるなど、大きな成果を上げました。これは、Amazonに根付く「顧客第一主義」の戦略が成功した例と言えるでしょう。

 また、電子書籍Kindleをスタートさせた時期も、特殊な経営戦略を行っています。Kindle販売価格は出版社からの仕入れ価格を大幅に下回っており、売れば売るほど赤字になるはずでした。しかし、低価格は顧客に喜ばれ、今では電子書籍端末の市場で不動の地位を築き上げているのです。

「顧客第一主義は顧客のためになる」

 Amazonでは価格なども含め、最大限顧客に尽くすことでそれが最終的に自社の利益になるという信念を持って様々な戦略を打ち出しています。これは、「顧客第一主義は顧客のためになると同時に長期的に見て、アマゾンの利益になる」というベゾスの確信から生まれたもの。そのため、他社と圧倒的に金額の価格差を付ける事により、時には大幅な赤字覚悟で事業に挑むことにより、利益を得ることができているのです。

 日本の企業は、このようなハイリスクな戦略は躊躇してしまいがち。だからこそ、Amazonは、急速に成長することができ、揺らぐことのない不動の地位を築き上げることができたのではないでしょうか。

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