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企業が社員教育のために行なう研修の種類とその内容

Tobayashi

2014/03/24(最終更新日:2014/03/24)


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企業が社員教育のために行なう研修の種類とその内容 1番目の画像
 企業が行なう社員教育の方法は、主に3つあります。1つ目はOJT(on the job training)と呼ばれるもので、実際の仕事の現場で先輩などから指導を受ける手法・2つ目はoff JT(オフ・ジェイ・ティー)といわれる職場から離れたところで行う研修・3つ目は自己啓発で各自で取り組む勉強法が挙げられます。

 一般的な企業が行なう社員研修は、2つ目のoff JT(オフ・ジェイ・ティー)に分類されます。

主な研修の種類

階層別研修

 新人研修・中堅研修・管理職研修といった階層別に行われる研修です。縦割りの階層ごとに求められる知識や技能を入社や昇進のタイミングなどに合わせて行います。マナー・リーダーシップ・マネジメントなどを部門や専門を問わず入社年数や役職ごとに実施される研修です。

職種別研修

 これは、それぞれの専門分野のスキルアップを図るための研修です。経理・営業・生産・労務・開発など、特定の分野においてより高度な専門知識を身につけることを目的としています。

テーマ別研修

 語学・プレゼンテーション・法令・コーチング・リスク管理・ロジカルシンキング・ITスキルなど、階層や専門にこだわらずニーズの高いテーマで行われる研修です。

主な研修の形式

座学講義型

 いわゆる学校授業のような形式で、講師が行う講義を受けながら個々で理解を深めていく形式です。体系的な講義をしやすく、一度の多くの情報を提供してくことができます。しかし、個々の理解度にばらつきができたり、受け身での研修になりがちというマイナスな面もあります。

対話体験型

 ワークショップ形式ともよばれる共同作業をメインとした形式で、講師の導きをきっかけにチーム内の対話をはかりながらスキルアップをはかる形式です。参加者の自主性が発揮される研修方式で、共同作業を通して参加同士の親睦が深まるメリットもあります。ある程度テーマをしぼりこむ必要があり、時にはテーマから逸脱しやすく進行がむずかしい面もあります。

 企業の研修計画は、職場のニーズや社員の要望に沿ったものでなければなりません。多くの企業では、研修計画に基づき体系的な社員教育を行っています。全社員を対象とした研修の他にも、社員が自らが選ぶ選択型研修やリーダー育成・専門分野の強化のために一部の社員に行う選抜型研修などが組み合わされています。

 社員はこれらの研修と併せて、OJTや自己啓発などを行っていくことになります。研修は受けて終わりではありません。研修で学んだ知識や技能は、自らのスキルとして習得し仕事に活かすことが大切です。

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