1. 会社の掲げるビジョンとコンセプトの違いとその関係性

会社の掲げるビジョンとコンセプトの違いとその関係性

 会社が掲げるものに、ビジョンとコンセプトがあります。ビジョンとは将来のあるべき姿を描いたもの、見通し。コンセプトとは概念・構想・テーマということになりますが、これだけでは両者の違いはよくわかりません。もちろん、会社が掲げるものとしてはこの二つの違いは明確であった方が良いわけです。それでは、具体的に何がどう違うのでしょうか。

ビジョンとは会社のあるべき姿

 まずは最初に掲げる必要があるものが、会社が目標とすべきビジョンです。これは会社が目指すべきものは何かを示したものです。理想とする姿と言ってもよいものですが、拠り所とも置き換えることができます。

 サービスなどを通して何をしたいのか、何を与えるような会社にしたいのかということで価値観を具現化したものと言えます。会社として大切に考えていることを示していますから、消費者などから見ればその会社に任せて大丈夫なのか、信頼できるのかといった指標にもなります。同じ業種内にある多くの会社と比較したときの、選別する際の拠り所にもなります。

コンセプトとはビジョンを実現するための道筋

 ビジョンを掲げたところで、それをどのように実現していくかの方針を示さねばなりません。より具体的な細かい方法ではありませんが、ビジョンを実現するために、それではどんなことをするのかということを示す必要があるのです。

 それこそがコンセプトです。何を提供したいのか、何を広めたいのか、それによって世の中をどう変えていきたいのかということを表明するのです。

ビジョンとコンセプトの関係性

 ビジョンを掲げただけ、それ自体では何もできません。会社の存在意義とでもいうようなもので、それは単に理想像に過ぎないからです。理想像を示すことはもちろん必要です。その会社が社会にとって良いものなのか悪いものなのかを判断する目安にもなるからです。

 そしてそのビジョンのもとに価値観を持って、この社会で何をしたいのかの具体的目的がコンセプトというわけです。さらにその下には、そのコンセプトを実現するためのビジネスモデルが存在します。そのビジネスモデルを実行するのが社員ということになりますが、その社員一人一人が常に意識している必要があるものがビジョンということになります。

 同じようなサービスを展開するとしても、ビジョンが違えば相手が受ける印象はだいぶ違ったものになります。ビジョンがしっかりとしていなければ、単に会社に利益をもたらすだけの業務ということになってしまい、世の中に何かを残す、あるいは広めるといったことがなくなってしまいます。

 つまりビジョンもコンセプトも世の中に示すと同時に、自社の社員にも徹底して浸透させるべきものということになります。

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