1. 経営指標の一つであるROEが表している事とその活用方法

経営指標の一つであるROEが表している事とその活用方法

 様々な経済指標を表す言葉が多く存在しますが、そのうちの一つとしてROE(株主資本利益率)という言葉があります。この言葉については、多くの方は聞きなれていないと思われます。そこで、そのような方々のために今回はこのROEというものはどのような数字を表すもので、どのような活用方法があるのかということを説明していきたいと思います。

ROEとは何を表すものか

 ROEとは、株主資本を使ってどれだけ利益を上げ方を見るのに用いるものです。ROEは、以下のように算出されます。

・当期純利益/株主資本 × 100

 株主資本とは貸借対照表の資本の分の合計であり、ここで使う当期純利益は損益計算書の当期純利益を使用します。これを使って、会社がどれだけの投資でどれだけの利益を効率よく得られているのかを算出するのです。

 このROEの数字が高いと、投資に対する利益率がかなり高いということになりROEが低いと投資に対する利益率が低いという判断がされます。高成長の会社であるなら大体50パーセントぐらいの数字が出ますが、そのような利益を継続して出すことは難しいと言えます。この数字の一般的な目安は15%から20%くらいが良い企業であるといわれています。

ROEの活用方法

 では、ROEという指標はどのようにして活用すればいいのでしょうか。まず先ほども説明しましたが、ROEが高ければその会社は実際に投資したものに対して効率よく利益を稼ぎ出してくれるということを表していますので、株式の投資をする際に優良な企業であるものとして判断できますから、投資先として判断材料の一つになります。ただし、株主資本が少ない企業はROEが高いので、ROEが高くても負債の額が多い場合には注意してください。

 またこれは効率の良さを示す指標なので、この数字がいい会社はどのようなノウハウをもってしてこのような数字を出しているかを参考にするのにも使用できます。もちろん自身の会社の効率についても研鑽ができるのですから、自社と他所の投資の効率の良さを比較して、会社の利益率の上昇・改善の方法を探るのにも有効な数字にもなるでしょう。

 このように、ROEとは企業の利益がどれほど効率よく上げられているのかという指標であり、会社の効率の良し悪しを図る上では非常に大事な数値と言えます。この数字を見ながら自社の会社の効率化を考えてみたり、投資判断の枠組みの一つとして考えてみてください。

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