1. 取引先の名刺を退職後に有効活用するための整理術と活用法

取引先の名刺を退職後に有効活用するための整理術と活用法

by Sekikos
 「前の会社の取引先の名刺を全部処分して、スッキリした」と思う退職者も多いのではないでしょうか。その気持ちは分かりますが、名刺を全部処分してしまうのは勿体ないことです。後に「あの時、取引先の名刺を捨てなければよかった…」と後悔する日がくるかもしれません。名刺は大切な情報です。新しい会社でも、その情報を生かせる可能性は十分にあります。退職して独立開業や起業を目指す人であれば尚更です。

 前職の時の名刺は処分すべきではありません。ではどう扱ったら良いのでしょうか。ここでは、後に有効活用するための整理術について説明していきます。

2つのグループに整理し直す

 前職のときの取引先の名刺は、退職後にもう一度整理し直しましょう。これまでは、実際の仕事に活かしやすいような整理方法をしていたはずです。それを再構築するのです。取引先の名刺を、まず2つに分けます。分ける基準は「常に取引がある得意先や、何度も仕事をした取引先で、社名をしっかり記憶している。今後も忘れることはない会社」と、「そうではない会社」です。

 後者は、「自分が直接仕事をしたことはないが、会社にとって大切な取引先で、同僚や他の部署の人に紹介された」というケースや、「業界のパーティで名刺交換だけした」といったケースが挙げられるでしょう。つまり、前職とその会社は取引関係にあったけれど、社名をはっきり記憶しているわけではない会社の名刺は、「よく知っている会社」とは別のグループに分けるのです。

 次に「社名をはっきり記憶している会社」のグループは、50音順に整理します。新しい仕事を始めた後で、「あの会社に連絡したい」と思ったとき、社名が分かっているのですから、50音順に並んでいればすぐに検索できるでしょう。「そうではない会社」のグループは、業界の種類別に整理します。「金融関係ならあの会社」「法的なことはこの会社」というように検索するためです。

常に仕事現場に置いておく

 そうして再整理した名刺は、新しい職場のデスクの引き出しにしまっておきましょう。自宅に置いておくと、思い立ったときに迅速に対応できませんし、「どこに閉まったかな?」と探す手間も生まれてしまいます。名刺ファイルは、場所を取るものではありません。常に仕事現場に置いておく、これが有効活用するための方法です。

 仕事を進める中で、「この案件は、前職の時のあの取引先に話をもっていくと、新しい展開ができるかもしれない」とか「この商品は、あの会社が興味を示しそうだ」と感じたときに、その名刺が大いに役に立ちます。また、仕事のアイデアを考える時のヒントになることもあるでしょう。仕事に行き詰ったらその名刺ファイルをめくってみる、という方法もあります。「仕事の視野を広げるためのツール」と言って良いでしょう。


 ここでは、名刺を持ち出しても良い場合を想定して説明してきました。権利の所在が企業に帰属している場合もありますので注意が必要です。退職前の取引先の名刺は、それまで経験した仕事の実績の証、大切な財産。すぐに処分してしまうのではなく、後に生かす財産としてきちんと整理し、大切に保管しておくことをおすすめします。

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