1. 独立して成功する人と失敗する人の考え方の違い

独立して成功する人と失敗する人の考え方の違い

by Daniel Sallai Photography
 現在会社勤めをしている人で、今の環境に満足していなかったりさらに高いレベルの仕事をしたいと考える人なら、一度は独立を考えたことがあるのではないでしょうか。実際、独立するには膨大な労力がかかり、これまでになかったリスクを抱え込むことになるため、大半の人は実行には移さないのが実情です。

 しかし、果敢に独立の道を選ぶ人もいます。そして独立を選んだ場合、その人の考え方を見ると、実は独立前から成功するか失敗するかがかなりの確率でわかると言われています。今回は、独立に成功する人と失敗する人では、独立前の考え方にどのような違いがあるのかについて紹介していきます。

1. 明確な将来の事業設計があるか

 これまで安定していた仕事を辞めて独立するには、何よりもどんな事業で独立するのか、ということが明確になっていることが前提です。これまでは与えられた業務をこなすことが仕事だったのが、独立することで一転、すべて自分の裁量で判断しなければいけないからです。

 独立に成功する人は、明確な事業ビジョンを持っており、数年後の自分が見えていたり、まずは会社でこれまで行ってきた業務を独立後に請け負うことを会社と決めてから始めるなど、道筋がしっかりしています。

 失敗する人は、自分が得意な事業だからやる、知り合いに誘われたからやる、など、将来設計ができていない場合がほとんどです。いくら自分が得意な分野だからといっても、それで事業がうまくいくわけではないのです。

 「将来設計を説明出来るかどうか」これが1つ目の大きなポイントです。

2. 独立前にいかに人に頼っていたかを理解しているか

 独立前には組織で働いていたという人がほとんどでしょう。その場合、その組織の中には自分がまったく知らない、見えていない世界があったはずです。また、自分に近い周囲だけを考えてみても、その人たちがいなければ業務が成り立たないということが山のようにあったはずです。独立して成功する人は、その組織環境で、いかに自分が周囲の人たちに世話になっていたかを理解している人です。そのような人は、独立してすべてを自分やることになっても、それを当然のことと考えることが出来ます。

 失敗する人は、組織の中で知らないことはなかったかのように考えている人です。そういった人は、いざ独立して自分だけになると、初めて物事がスムーズに行かない現実に直面することになり、こんなはずではなかったと思ってしまうのです。

 「周囲の状況を第三者目線で見ていたかどうか」これが2つ目のポイントです。

3. 独立に過大な甘い夢を見ていないかどうか

 独立するとこれまでの閉塞的な世界から解放され、自分で自由に事業を育てることが出来ることになります。しかし、その自由に事業を育てるというのは、良いことだけではありません。辛く、不安の極致に陥ることが多々あります。独立前は、ほとんどの人が頭ではそれを理解していると思っています。

 しかし、大半のケースでは、独立さえすれば何かが劇的に変わると無意識に考えてしまっています。実際は独立したとしても華やかな業務だけが待っているわけではなく、これまで嫌々行ってきたルーチン業務などもこれまで通り、しかも独立後は一人で継続してやらなければいけないのです。独立して成功する人は、ここを冷静に考えられる人です。

 独立することで、理由もなくすべてが変わるわけではないとはっきり理解している人です。そんな人は、これまでと変わらない業務も普通にこなすことが出来ます。失敗する人は、もうこれからは完全に新しい人生が始まるのだと考えてしまう人です。そんな人は、変わらない現実を嘆くだけになってしまうでしょう。

 「今までと変わらない現実に対応できるかどうか」これが3つ目のポイントです。

4. どんな状況でもよい人間関係を構築できる

 組織では、もし苦手な人が近くにいたとしても、何となく避けたり、誰かに助けを求めることができます。しかし、独立すると、周囲はすべて顧客やステークホルダーなどの「自分にとって必要な人」になってきます。独立後は、それがどんな人であろうと頭を下げなければならない場面が多々あるのです。独立して成功する人は、それを理解しています。

 失敗する人は、独立すれば自分の思い通りに動けるので、嫌な人間関係から解放されるかのように考える人です。解放されたはずが、なぜか人間関係に悩み、こんなはずではないと思ってしまうのです。

 「独立後の人間関係を受け止め、スムーズにやっていけるかどうか」これが最後のポイントです。

 以上が、独立して成功する人としない人の考え方の違いです。独立を現実のものにしたいと考えている人は、上記4点を踏まえ、よく考えて決断しましょう。

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