1. PDCAを実践し継続していく上で大切な事

PDCAを実践し継続していく上で大切な事

by Wolfgang Staudt
 PDCAという考え方は、業務をスパイラル状に進化させていける非常に有用な方法であり、様々な業界でその考え方が浸透しています。しかし一方で、「考え方はわかるけどなかなか上手くいかない」という声を多く聞くのも事実です。

 では、PDCAを上手く実践、継続させていくにはどうしたらよいでしょうか。ここでは、そのために意識すべきことについて紹介していきます。

1. PLAN(計画)を実現可能なものとする

 PDCAを実践、継続する上で最も陥りがちな失敗が、PLAN段階でその計画が非常にハードルの高いものになっているということです。もちろん、「やるからには目標は高く」という気持ちは非常に大切です。目標が高くなければ、せっかくのよいスパイラルもただの堂々巡りになってしまうでしょう。

 しかし、最初から実現が難しいPLANを立ててしまったのでは、その後の全ての過程において無理が積み上がることになり、結局続かなかったということになってしまいます。PDCAというサイクルは、継続してこそどんどん好循環スパイラルを生み出せるようになる考え方です。P→D→C→Aと継続することにより、さらに高い「P」が生まれてくるのです。決して焦らず、実現可能なPLAN策定から始めましょう。

2. 常にリーダーがPDCAを意識する。

 次に多い失敗例は、PLANは現実的なものであっても、気づいたら誰も気にしなくなり、PDCAそのものの存在を忘れていた、というものです。特に日々の業務に追われている現場のメンバー社員は、DO(実行)した段階で、すでに次のDOが待っています。
目の前にある業務を行うのがメンバーの役割です。すると、それ以降の過程(CHECK:評価、ACTION:改善)は次第に頭から抜けてしまうのです。

 ここで必要なことは、実践前から常にリーダーがPDCAの継続を意識し、実践段階になったら、常に全過程をメンバー社員の業務の中に取り入れるということです。現場の社員が忘れがちなC→Aという過程を、リーダーもしくはメンバー自身の業務に常に入るような業務指示を常に行うのです。この作業は、最初はかなり大変と思われることでしょう。ただでさえやることがたくさんあるのに、本質ではない作業がさらに増えてしまうと思う人もいることでしょう。しかし、そのときは初心に戻ってみてください。PDCAの発想は逆なのです。

 「ただでさえやるべきことが多い」からこそ、PDCAサイクルを回し、それらの作業を良いスパイラルで軽減し、無駄をなくそうとしているのです。

 以上が、PDCAを実践し継続していく上で大切な事です。実践前にこのことをメンバー社員に理解させ、リーダーがPDCAの本質を忘れなければ、スムーズなPDCAの実践が可能になっていくでしょう。

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