1. 経営情報を上手に活用して的確な意思決定をするための方法

経営情報を上手に活用して的確な意思決定をするための方法

 経営情報には、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表やIR向け決算資料のように、経営状況や経営者の意思決定まで全てが数値化された資料であったり、各部署の目標設定とそれに向けた実施状況、業績といったような業務の流れを把握する各ミーティング資料や決算向け資料であったりと、様々な形態の経営情報があります。

 こういった経営情報を幅広く網羅し把握することで、現在の企業の状態が確認でき、その上で複数のプランから次に実施すべき内容を的確に選択し意思決定をしていく事が可能となります。ここでは、そういった経営情報を上手に活用し的確な意思決定を行うための方法をいくつかご紹介します。

 財務分析の実施 

 経営者は、基本的にPCDAサイクル(Plan、Check、Do、Action)に則って経営を行っていきますが、経営情報の内容分析はこのサイクルで言うCheckに該当します。つまり、次のDo(精査内容を踏まえて次の段階の対応策を講じる)に進むために経営情報を分析する事は大変重要であり、検討されている複数のプランから次に実施すべきものを的確に選択し意思決定をする上で大切なツールとなってきます。

 例えば、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表を用いる場合、財務分析が的確な意思決定を行う上で欠かせません。財務分析とは、貸借対照表や損益計算書上に現れる財務状況を確認するだけでなく、なぜこのような結果が出たのか、どのようにすれば状況が改善されるかといったように、財務諸表に現れた結果を更に深く掘り下げ、次へのステップに生かしていく作業の事を言います。

 一言に財務分析と言っても様々なものがありますが、中でもキャッシュフロー分析は重要であり、資金の流れと収益を把握した上で次のアクションプランを策定する事が客観的に見ても納得のいく結論を生み出す近道になると思います。 

社内情報の集約 

 経営者が意思決定を行うためには、幅広い社内情報を把握していなければ正しい選択や判断が困難になります。上記で紹介したように、業績や資金の動きと言った財務面での経営情報は貸借対照表や損益計算書といった財務諸表で一元管理されていますが、それ以外の社内情報、例えば部署ごとの四半期毎の業績や数値目標だったり、過去に行った意思決定に際する資料や決定内容といった、財務諸表では見えない社内データの把握も的確な意思決定を行うための必要な材料となってきます。

 しかし、各部署の細かな情報は部署ごとで管理しており社内データベースとして一元管理されていないケースが多いかと思います。このような場合、経営者が必要とする際に欲しい情報が手に入らず意思決定に時間がかかってしまい、蓄積された有益な情報が経営の意思決定に反映されていかないという悪循環に陥ります。

 経営の基礎となるPCDAサイクルを上手に回していき、かつ経営者が随時新鮮な社内情報を手に入れるためにも、社内データの一元管理は重要でありそのためのシステム構築を行う事は大変有益です。

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