1. 朝礼で涙の退職は厳禁! 立つ鳥は退職挨拶のスピーチで後を濁さない

朝礼で涙の退職は厳禁! 立つ鳥は退職挨拶のスピーチで後を濁さない

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 退職が正式に決定したとき、あるいは退職するその当日の朝礼で挨拶のスピーチをすることがある。退職当日であれば多くの場合、送別会での挨拶は済んでいるだろうし、退職が決まったタイミングでも、退職日までに送別会が開かれる可能性もある。そのことを踏まえた上で、朝礼で退職挨拶のスピーチする際の注意点と話に盛り込むべき要素について紹介しよう。

押さえておきたい! 退職挨拶スピーチでのポイント

 朝礼であることと、その前後に送別会が開かれるケースが多いことを考慮した上での退職挨拶のスピーチをしなくてはならない。退職理由を詳しく話したり、思い出話を延々とスピーチで語るのは厳禁。つまり、「できるだけ簡潔に退職挨拶のスピーチするよう心がける」というのが退職挨拶のスピーチに関する1つ目の注意点だ。もう1点は、感極まって湿っぽいスピーチにならないよう気をつけるということである。

 朝礼で退職理由などの湿っぽい話をされては、スタッフの仕事へのモチベーションは低下してしまうだろう。長いスピーチは急ぎの仕事の予定が入っている人にとって迷惑でしかない。先ほども触れたとおり、その前後に送別会が催されることが多いのだから、「思いのたけ」はそのときにスピーチで話せば良いのである。あくまで「朝礼」というシーンであることを踏まえた、明るい退職挨拶のスピーチにするのが好ましい。特に定年退職の場合は思い出がたくさんあり、感情が高ぶりやすく退職挨拶が「涙のスピーチ」になりがちなので、注意が必要だ。

退職挨拶のスピーチで盛り込むべき要素

 簡潔にとは言っても、上司から指名されて退職挨拶のスピーチをするのであるから、ただ「本日で退職します。お世話になりました」というスピーチではあまりに素っ気なさすぎる。スピーチに30秒から1分ぐらいの時間はかけたほうが、退職に際しての気持ちを伝えることができるだろう。

 退職挨拶でのスピーチに盛り込むべき要素は、3つだ。退職の報告、感謝の気持ち、職場の今後へのエールである。退職の理由については定年退職や転職、結婚での退職なら、スタッフはみな理由をよくわかっているので、朝礼の退職挨拶でのスピーチで改めて説明する必要はない。ただし、現在の仕事や人間関係が原因で退職するケースでは、どう話したらいいか迷う人もいるかもしれない。その場合は「一身上の都合によりまして」とつけ加えればいいだろう。

 最後に簡単な例文を紹介しておこう。

例文

「私は本日をもちまして、退職することになりました。先日の送別会は、ほんとうにありがとうございました。またこれまで長い間お世話になりましたこと、ほんとうに感謝いたしております。こちらで学んだこと、培った経験を次の人生に最大限に生かしていく決意です。どうかお体に気をつけて、ますますお励みください。陰ながら、皆様と会社の御隆盛をお祈りいたします。本日の退社時間まで、最後の仕事をさせていただきます。よろしくお願いいたします。」


 話す時は、スタッフ全員の顔を1人ずつ見ながら、ゆっくり視線を巡らせるようにすると、情味が感じられる。表情はおだやかな微笑が、朝礼での退職挨拶のスピーチにはふさわしいでしょう。朝礼のスピーチで退職の挨拶をする際は、ここで紹介したことを参考にしてみてほしい。

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