1. 企業が新卒者を採用する時の問題点とその解決法【早期退職者をできるだけ減らすには?】

企業が新卒者を採用する時の問題点とその解決法【早期退職者をできるだけ減らすには?】

by faungg's photo
 企業が新卒者を採用する時に、大きな問題となっているのが「早期退職者の増加」です。時代が変って、昔のように1つの企業を「勤め上げる」ことが常識ではなくなりました。転職が珍しくなくなり、業種によってはそれが普通になっているところもあります。しかし企業にとって、人材募集とその確保は手間ひまもコストもかかります。

 せっかく採用した新卒者が入社してすぐに辞めてしまったのでは、かけた時間とコストが無駄になってしまうでしょう。ここでは、現在の企業にとって大きな問題となっている早期退職者をできるだけ減らすための、採用時の対処法について考えていきます。

面接がすべての「鍵」

 新卒者の資質を見極められるのは、採用前の面接をおいて他にありません。そのため、面接時に、人柄や能力を見るだけでなく、「長く1つの企業に勤められる人材かどうか」を見極める必要があるのです。いくら高い能力を持っていても、それを自社で活かしてくれなければ意味がありません。

 面接の重点は能力や人柄よりも、むしろ自社で長年働くことを希望し、それを実行できるかに置くべきです。能力は入社後の教育で高めることが可能ですし、人柄も適材適所に配置すれば、対応できる問題です。しかし長続きさせるのは、いくらこちらがお膳立てしても、本人の意志が決めること。採用してからではどうにもならないことなのです。

採用前の面接で、どこをチェックするべきか?

 それでは具体的に、面接時にどこをチェックすれば良いのでしょうか?ポイントは3つあります。まず精神的なスタミナ、タフさ、継続力を持っているかどうか。これは応募者の部活動やサークル活動、あるいは習い事の継続性、そして面接の際の集中力の継続について観察することで、ある程度確認できるでしょう。

 次に、上昇志向の質。これは見落としてしまいがちですが、大きなポイントです。上昇志向は企業人として必要な資質です。しかし、人生に関して夢見がちで「自分はもっと大きな仕事ができる人間だ」とか「より高いステージで自己実現したい」と学生時代に考えているような人は、早期退職しやすいと考えていいでしょう。1つの企業の中で上昇して行きたいと考えているのか、そうではなく企業を自己実現のための道具のように考えているのか、チェックしておく必要があるでしょう。

 もう1つはチーム力の魅力、素晴らしさを体験しているかどうかです。体育会系の新卒者が多くの企業で好まれるのは、そのためです。個人主義も企業にとって有益な人材となるかもしれませんが、早期退職に繋がりやすい要素でもあります。チームで仕事をし、成果を上げる喜びを知っている人材を採用した方が、問題が生じにくいと言えるでしょう。


 早期退職者の増加は、多くの企業にとって頭の痛い問題と言えます。「勝負は面接」であることを強く認識し、より長く継続して仕事ができる人材を採用するべきでしょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する