1. 部下育成の時に役立つPDCAの活用法とそれがもたらす効果

部下育成の時に役立つPDCAの活用法とそれがもたらす効果

 部下を育成する際に、PDCAを回すことが有効に機能します。きちんとシステム化することができれば、部下一人ひとりの管理も漏れなくできますし、それぞれ違う目標に向かって適切な指導をすることができます。逆に部下の数が多くなってくると、PDCA無くして管理は難しくなるかもしれません。それでは、どのようにPDCAを活用すれば部下の育成をスムーズに行うことができるのでしょうか。
また、その効果とはどのようなものなのでしょうか。

最初の目標が大切


 部下の数が増えればそれぞれ能力も異なってきますし、進捗の具合も違ってくるので全員一律の方法で教育するというわけにはいきません。そこで、一人ひとりの育成計画を立てる前に、しっかりと目標を立てなければなりません。ここが一番時間がかかるところですが、それさえ抑えておけば後は楽になります。

 まず部下一人ひとりの現在の能力と、この一年でどの程度の成長を望むのかを考えます。最初のうちは成長スピードも分からないでしょうから、それはPDCAサイクルを回すことで修正するとして、どの程度の業務をこなせるようにしたいのかを決めます。そして、その目標を達成するための計画を一人ひとりに対して立てます。


進捗状況を定期的に記録する

 
計画を立てたら、部下にそのプランを伝えて業務に取り組んでもらいます。今までこなせなかった業務をこなせるようになったかどうかを、定期的にチェックしていくのです。これは自己申告でもかまいません。

 チェックシートを一人ひとりに渡して、期間を決めて提出してもらうようにしてもよいでしょう。そこで目標に対してどの程度の進歩があったのかを確認します。


計画の修正をする

 目標とする業務遂行能力をチェックして、一定期間でどの程度の進歩があったのかを調べます。計画通りに進んでいればそのままでもよいのですが、もし遅れがあるようならその原因を調べます。仕事量が多いために新しい仕事を覚える時間がなかったのか、時間はあるけれどなぜか進歩が見られないのか、一人ずつチェックしながら計画を修正していきます。

 例えば一人に作業が集中して新しい仕事に手をつけられない状況であれば、他に余裕のある部下に仕事を振って、育成にかける時間を増やすようにしましょう。順調に育成が進んでいる部下がいれば、さらに目標を高く設定してもよいかも知れません。大事なことは、部下それぞれの育成にかける時間は平等にするということです。仕事ができる部下に負担をかけ過ぎることがないように、注意しなければなりません。


 進歩の度合いが異なる部下それぞれをいかに育成していくかは、上司としては頭を悩ませるところだと思います。しかし、PDCAを回して計画をうまく修正することにより、偏りが出ることなく万遍なく育成することが可能になっていきます。そのために、どれほど計画通りに進んでいるかのチェクをいかに適切に行うことができるかが大事なポイントになります。


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