1. PDCAサイクルを効果的に回していくために必要なスキルとトレーニング方法

PDCAサイクルを効果的に回していくために必要なスキルとトレーニング方法

 ビジネスを円滑に進め、かつ成長させていくためにはPDCAサイクルを回していくことはとても重要です。

 では、PDCAサイクルを効果的に回していくためにはどんなスキルが必要なのでしょうか。そのスキルが分かれば、PDCAサイクルを早く回していくためにどんなトレーニングを行えばよいのかが見えてくるでしょう。

目標設定能力

 このフレームワークで一番大切なのは、会社の方針や自分の部署の方針に沿ってどれだけ実現可能な目標設定が出来るかという事です。

 実現可能な目標と言うと、ついハードルを下げてしまいがちですが、もちろんそれでは意味がありません。努力した結果、自分が会社に対して貢献できる目標設定が必要なのです。これには、単年度の目標だけを考えてはいけません。数年先を見据えた時に、その会社がどのくらいの業績を上げておく事が目標なのかを考え、最終目標をそこに設定しなければなりません。そして最終目標を達成するために、単年度でどこまで到達しておけばよいのかという目標が掲げられるのです。

 また、PDCAサイクルの中でCheckにあたる評価の部分でも、目標設定能力が関わってきます。というのも、評価をするには評価項目が無ければ出来ないからです。評価項目を考えるには、目標設定を行う能力が必要です。

 このトレーニング方法としては、目標において数字が挙げられているのであれば、まずは段階的に数字目標を設定するという訓練があります。例えば自社が目標にしている様な企業があれば、その会社の決算情報からどのくらいの成長度が数字に表れているかを分析する事が出来ます。そして、自分の会社に置き換えた仮の数字目標を設定し、それを達成するために足りない事をチームとして洗いだしてみるのも良いでしょう。ここに、次のトレーニングも含まれています。

状況分析能力

 自分自身の事を客観的に判断出来る人は、誤った判断はしません。自分の事だけで手いっぱいな人が、要所要所においてミスを犯すのです。

 これは、今の状況を冷静に判断できるかどうかという事に関わってきます。これが出来るようになると自分に必要な軌道修正が出来るようになるのです。自分が置かれている今の状況を分析するには、多方面からアプローチする必要があります。営業において数値目標を達成できないで居るのであれば、なぜ達成できないのかという理由は決して一つではないでしょう。同じ様に、もしもやらなければならない事、やりたい事があった場合、それが出来ていない要因を冷静に分析できるか否かによって、その後の結果が大きく違います。

 これは、目標を設定した時にそれを達成するための計画を立てる、つまりPDCAサイクルで言えばPlanningを行う段階で重要な要素となります。前項で述べた「目標設定」で、どんなに優れた目標を設定したとしてもそれを達成するための計画がなければ机上の空論です。

 この能力は身近な事でトレーニングしていくことが出来ます。例えば、自分がもしも体重を落としたいと思っているのになかなか落とせない場合、何が要因なのかという事を多方面から考えてみます。定時までに仕事が終わらずに帰る事が出来ない場合、なぜそれが出来ないのかを考えて書き出してみましょう。状況分析はどんな事でも訓練出来るので、上司はそれを確認してどんなアプローチが足りないのかを指導する事が出来ます。

改善提案能力

 目標を達成するために、中間目標を定めてそこまでの計画を立て実行し、中間目標に沿って評価をしてその結果によって行動計画を改善していく必要があります。つまり評価の結果に応じて、目標達成に向かって軌道修正を行う必要がある訳ですから、柔軟に計画変更を展開できる能力が必要になります。

 これには、今までの計画でゴールした場合と変更した計画でゴールした場合の結果の違いをイメージできる能力が必要です。したがって、その計画を実行した時にどんな結果になるかということを予測するトレーニングが有効となるでしょう。

 このトレーニングは、自分の会社の過去の例から考えてみる事が出来ます。過去の例とは言え実際にそのプロセスに関わった事のある社員には適用できませんが、新入社員には効果的でしょう。

 PDCAサイクルを早く効果的に回していくためには、以上の3つのスキルを多方面から高めていく必要があります。自分に足りないと思うものがあれば、まずはそこからトレーニングしてくようにしましょう。

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