1. 経営指標の作成に欠かせない収益性、効率性、安全性の指標

経営指標の作成に欠かせない収益性、効率性、安全性の指標

 経営指標とは主に財務的な数値や比率を用いて作られた指標のことで経営の状態を捉えるための項目のことです。経営指標により企業の収益性や効率性、安全性などの状況の判断が可能です。ここでは、経営指標を作成する上での基礎を紹介します。

収益性の指標

 収益性は主に総資本経常利益率や売上高総利益率、売上高経常利益率が経営指標になります。

総資本比率

 総資本経常利益率は当期の収益性を評価するためのもので、経常利益/総資本×100で計算されます。

売上高総利益率

 売上高総利益率は収益性の判断を評価するための物で(売上高-売上原価)/売上高×100で計算されます。

売上高経常利益率

 売上高経常利益率では、営業活動の収益性が評価され、経常利益/売上高×100で計算されます。

 いずれの指標も数値が大きいほど優れた経営指標だと言えます。

効率性の指標

 効率性は総資本回転率や固定資産回転率を指標にします。

総資本回転率

 総資本回転率は売上高/総資本で求めることができ、投下資本の運用効率が評価対象です。

固定資産回転率

 固定資産回転率は設備投資の適切性を判断し、売上高/固定資産で計算されます。

 いずれも収益性同様数値は大きいほど健全です。

安全性の指標

 安全性は自己資本比率や流動比率、固定比率、固定長期適合率、借入月商倍率が指標になります。

自己資本比率

 自己資本比率では純資産の度合いを示し、純資産/総資本×100で計算します。

流動比率

 流動比率は、流動資産/流動負債×100で計算し、短期的な支払能力を評価します。

 この2つは数値が大きいほど良いとされます。

固定比率

 固定比率は固定資産/純資産×100で示され、企業の基本的財務構造を評価します。

固定長期適合率

 固定長期適合率は固定資産/(純資産+固定負債)×100で計算し、設備投資の適性度を計ります。

借入月商売率

 借入月商売率は借入金/(売上高/12)で計算し、借入金の状況を評価します。

 固定比率、固定長期適合率、借入月商売率の数値は小さい方が好ましいです。

経営指標を作る際に注意したいこと

 経営計画では、自社が目指す会計数値を具体的に伝えなければなりません。どんなに優れたマーケティングアイデアでも、最後は終始の予測を行ってから実行されます。経営指標を作る際に気を付けておきたいことは、採用する経営戦略に沿った指標を決めるということです。両者に整合性が無ければ、最初から信頼のおけない計画だと判断されてしまいます。

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