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転職者ならではの熱意が伝わる志望動機の伝え方

Takeshi Sugiuchi

2014/03/12(最終更新日:2014/03/12)


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転職者ならではの熱意が伝わる志望動機の伝え方 1番目の画像
 履歴書の志望動機欄は、転職希望者にとって自分の熱意を伝えるまたとないチャンスと考えていいでしょう。「自分がいかに大きな熱意をもって、転職活動をしているか」をアピールするのに、志望動機欄ほど適切で効果的な項目はありません。ここでは、新卒者ではまねのできない転職ならではの熱意の伝え方を紹介します。

転職の強みとは

 転職はマイナスイメージで捉えられがちですが、その原因は「前の仕事をやめた理由を説明しづらい」など本人がうしろめたさを感じているからです。しかし転職者には、社会に出て組織に属し仕事をした経験があるという強みがあります。つまり、転職であるということに引け目を感じず、むしろ自分には豊かな経験があることをアピールすればいいのです。

志望動機での熱意の表し方

 では、どのようにして志望動機を伝えればいいのでしょうか?ポイントは、前職の経験から具体的な人生観をつかみ、それにこの企業が適しているということを伝えるのです。例えば、「私は以前、こういう会社のこういうセクションで仕事をし。こういう経験を積んできた。業界内だけでなく、幅広い業界のありようや情勢も見てきた。その中で自分がほんとうに進みたい道、働きたい分野について、しっかりと把握できるようになったと思っている。その上で自分にとって最高の人生のステージがこちらの業界でありとりわけ御社であると判断した」というように説明してはいかがでしょうか。

 仕事のキャリアや人生経験こそが転職者の「ウリ」です。その「ウリ」を生かして説得力のある志望動機を作れば、熱意が面接官にダイレクトに伝わるにちがいありません。過去を客観的に振り返りながらそれを肯定し、あくまで前を向いて新たな人生を踏み出したいと考えているというのを伝えるのが、もっとも効果的な表現方法です。ただし、説明は長すぎてもいけません。推敲を繰り返し、簡潔な文章で熱意が伝わるよう心がけましょう。



 転職者の履歴書において志望動機は大きな意味を持っています。この欄を充実させればその時点でライバルたちに一歩リードしたと言っていいのではないでしょうか。高いモチベーションを持って、じっくり原稿を作ってください。

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