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組織運営で欠かすことのできないマネジメントサイクルであるPDCAの必要性

Tobayashi

2014/03/14(最終更新日:2014/03/14)


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by Peggy2012CREATIVELENZ
 企業や行政機関の経営運営活動の主軸となるのが、マネジメントサイクル理論です。項目過程の頭文字をとってP・D・C・A(ピー・ディー・シー・エー)とも呼ばれています。マネジメントサイクルとは組織経営を行う上で欠かせない考え方であり、経営を志すものが最初に学ぶ理論のひとつでもあります。

 事業活動を行う組織や個人であれば必ず知っておきたい、マネジメントサイクル(PDCA)についての必要性を日常生活での簡単な事例を挙げながらご説明します。



PDCAサイクルの必要性

Plan(目標・計画)


 事業領域や目標をさだめ、それを実現させるための行動計画を策定することを差します。


(例)(目標)健康維持をはかる
(計画)体重を減らすために食事量を大幅に減らす


Do(実行・行動)


 目標や行動計画を基に役職や人員配置を行い、事業遂行のための動機づけをしながら具体的な行動に入ります。


(例)(実行)1回の食事量を今までの半分にする。間食はしない。



Check(確認・評価分析)

 
行動や結果を振り返って目標達成度などをはかり、問題点や反省点などがなかったか分析します。


(例)(確認)毎週末体重を測定した結果、1~2週目は体重が下降したものの、3~4週目はリバウンドしてしまった。
(評価分析)結果的に体重は増えてしまっている。きつい食事制限がストレスで間食に手をだした。



Action(統制)


 問題点を改善しつつ、次なる行動計画の策定につなげていきます。


(例)(統制)1回の食事量は8割程度にする。間食はローカロリーのものを選ぶ。週に3回ランニングなどの運動も取り入れる。



 これらのPDCAがマネジメントサイクルと言われるのは、円を描くように繰り返し回転させながら事業活動を向上させていく(スパイラルアップ)させることを前提としているためです。実際の事業においては、予算管理や生産管理といった手法に基づいた計画や行動が行われており、一定期間ごとに評価分析・修正・統制が図られています。

 マネジメントサイクルの回転を早めることで、意思決定のスピード化が図られ、よりしなやかで柔軟な事業活動につなげていくことも可能です。マネジメントサイクルを円滑にまわし有意義な事業活動を行っていく上で忘れてはならないのは、これを机上の理論に終わらせないことです。組織を支える一人ひとりがマネジメントサイクルを意識した仕事を行えるような組織風土の醸成が肝要と言えます。


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