1. 時間配分で強い印象を残す面接テクニック【序破急・三楽章の法則】

時間配分で強い印象を残す面接テクニック【序破急・三楽章の法則】

by Hamed Saber
 雑談形式の面接の場合は少し事情が違ってくると思いますが、一般的な面接での時間配分は面接官が主導することになります。しかし、質問の答え方によって受験者・応募する側もある程度、時間配分をコントロールすることが可能なのです。面接官が後に「あの面接は強く印象に残っている」と評価するのは、多くの場合、受験者の時間配分が効果的であった場合。効果的な時間配分とはどういうことなのか、「印象」ということに注目して考えていきましょう。

序破急・三楽章の法則

 日本の伝統芸能「能」とクラシック音楽の共通点は何でしょうか。それは三段で構成されているということ。「能」の「序破急」はよく知られていますし、クラシック音楽の、特にコンチェルトやソナタは三楽章で構成されることがほとんどです。面接にも似たような部分があります。このことを意識して時間配分を考えると、印象的な面接になるのです。第一楽章(序)はテーマをきっちり明示。第二楽章(破)に最も強い自己アピール、第三楽章(急)は話の流れの中で、言い残したことを付け加えて締めくくるという構成になります。

メインは第二楽章(破):印象の要はここにある

 悪い例を、1つ挙げましょう。多くの面接は「簡単に自己紹介をしてください」という設問からスタートします。ここで自己PRを求められるケースは多いでしょう。これは、応募者が最も力を入れて準備してきた設問です。そのため「待ってました」とばかりに長々と自己紹介をし、あれもこれもと自己PRした結果、多くの時間を費やしてしまったということが少なくありません。これは、最初に「手持ちのカード」を全て見せてしまうカード遊びのようなものです。

 こうしてしまうと、後に行くほど話す内容がなくなるため、「竜頭蛇尾」のような面接になってしまいます。ですから、最初の設問に対しては必要最小限のことを簡潔に伝えるのです。それに対して、後に面接官が個々に質問してきたことに時間をかけてじっくりアピールする方が、ずっと強い印象を与えることができるでしょう。

時間が足りなくなるような「急」を作れれば、ベスト

 「破」の時間を意識的に多くとり、そこで十分に自己アピールすると、自然に残り時間が少なくなり、「急」の時間が短くなってしまいます。しかし話を弾ませることができ、面接官が「もう少し話を聞きたかったな」と感じるような終わり方になれば、ベストな時間配分だと言っていいでしょう。逆に、「ずいぶん時間が余ってしまったが、何を聞こうか」と面接官が迷うようであれば、成功とは言えません。そのためにも「破」の時間を質・量ともに充実させることが大切なのです。


 以上、面接官の印象に残すための効果的な時間配分を紹介してきました。短時間で簡潔な「序」、時間をとってより高いクライマックスを演出する「破」、その流れの中で「時間不足」を導く「急」。これを参考にして、面接官の印象に残るような面接にしていって下さい。

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