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新入社員が仕事で抱えてしまったストレスを人間関係で対処する場合の「あり」と「なし」

Shingo Hirono

2014/03/10(最終更新日:2014/03/10)


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by Simon & His Camera
 ほとんど100%の新入社員が、入社と同時に仕事上のストレスを感じると言っても、過言ではないでしょう。しかし、それは新入社員に限ったことではありません。仕事をしていればどんなベテラン社員でも、ストレスを感じるもの。そして、ベテランになるほどその量は増えると言っていいでしょう。しかし、ベテラン社員はストレスの対処法を知っています。そこが新入社員との決定的な違いです。では、新入社員が仕事でストレスを抱えたとき、どのように対処したら良いのでしょうか?その方法を紹介します。

NGなストレス解消法

 仕事のストレスを解消するために、趣味に没頭する。これはよく聞く話です。しかしこれは、ある程度の経験を積んだ人にこそ有効な方法。例えば4月に入社して、5月に仕事上のストレスを解消しようと思って、学生時代から趣味にしているフットサルをやったとしましょう。それで仕事のことを忘れられるかというと、答えはほとんど「NO」です。フットサルが楽しければ楽しいほど、「また明日から仕事か…」とどんよりした気持ちになってしまいます。

 人に相談するとか、グチをこぼすという対処法もあります。その際、家族や友人、まして恋人にグチをこぼすのは好ましい対処法とは言えません。誰もが「分かるよ」と口では言っても、本当は何も分かっていないのです。これは孤独感だけを助長する、誤った対処法と考えていいでしょう。

仕事のストレスは、仕事のステージで対処

 新入社員の人におすすめしたい対処法は、「仕事のストレスは、仕事の現場で対処する」という方法です。先ほどの「グチをこぼす」場合も、プライベートの人間関係ではなく、あくまで仕事上の人間関係の中でグチをこぼす。一番身近なのは「同期」でしょう。同期で別のセクションに配属された人と友だちになって、お互いグチを言い合えるような関係を築ければ、それが一番。そうでなくても「同期会」のような集まりを企画して、そこで日ごろの「ウサ」を晴らすようにするのです。

 ただし、気をつけなければならないのは、そこであまりいい気になって、職場の人間関係について、特定の人の批判・誹謗はしないこと。そこまで話さずとも、仕事のグチを口にするだけで、ストレスはかなり軽減されるはずです。

 
 仕事上のストレスはそのステージの中で解決する。これが基本です。ただしそれは、新入社員の間だけです。年数を経るごとに人間関係の幅が広がっていきますし、家族、友人、恋人もあなたから色々な情報を聞いて、対応できるようになっていきます。あくまで「最初の1年」と限定して、この方法を参考にストレスを解消していって下さい。

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