1. フリーランスとして働く人が経費を管理するときの3つのポイント

フリーランスとして働く人が経費を管理するときの3つのポイント

 税金は、会社員なら会社が給与から天引きし、代わりに納めてくれるので自分で納める必要はありません。しかしフリーランスとして働く人は、自分で確定申告をしてそれを基に所得税などを収める必要があります。

 所得税とは一年間(1月1日から12月31日)に得た所得に対して課せられる税です。フリーランスの場合の所得は年間の総売り上げから必要経費を差し引いたものです。必要経費とは、仕事を行うために必要とする経費のことで、これを正確に計上しないと、正しい納税を行う事ができないので、しっかり管理することが必要です。

1. 経費になるもの、ならないものを区別する

 経費を管理するには、まず経費に含まれるもの、経費に含まれないものを把握することが大切です。大きく分けると、仕事に係わる費用だと説明できるものは経費、個人や家族のために使用した費用は経費ではない、ということです。

 外食をした場合でも、家族と食事をした費用は経費になりませんが、仕事の打ち合わせの際の会食費は経費になります。またご祝儀やお香典を出した場合、近所や親戚関係は経費になりませんが、取引先など仕事関係の時は経費です。その他、仕事のために発生した衣服代、バッグ代、資材代、資料代、交通費、電話代、名刺代、印刷代など必要経費は様々な費目があります。不明な場合は税理士に相談しましょう。逆に経費とならないものは、基本的に仕事と関係ない費用です。その他、所得税、住民税、国民健康保険、国民年金などは経費にならないので注意しましょう。

2. 固定費用を案分して計上する

 フリーランスとして働く人は、自宅の一部を仕事場にすることが多く、家賃、光熱費、交通費、駐車場代などを利用状況に応じて、個人費用と必要経費に分けて計上することができます。この計上方法を「案分」といいます。利用実態に合わせて、時間で割れるものは「利用時間帯÷24時間=仕事に使う時間割合」、面積で割れるものは「利用面積÷全体面積=仕事に使う面積割合」が算出されます。これを基に仕事で使う経費の計算をしましょう。

3. 経費の計上には日々の領収書が必須

 経費計上に一番必要なことは、レシートや領収書はきちんと保管し管理することです。確定申告の大切な証拠になります。

 領収書は経費別に仕分けし記帳処理を行いましょう。記帳処理が終わった領収書は、ノートなどに日付順または管理番号順にノートなどに張り付けていきます。電車賃やバス、香典、祝儀、領収書をもらい忘れたときなど、領収書がない時は日付や目的、金額などを明確に記帳しておき、後で税務署から聞かれた場合にしっかり答えられるような処理をしておきましょう。

 フリーランスの場合、仕事への影響を少なくするために経理の負担を最小限にする必要があります。そのためには、パソコンで経理ができるようにしておくと大変便利です。市販されている会計ソフト、書籍に付いてくるエクセルシート、税理士が提供しているソフトなどいろいろあるので、いくつか試して自分が使いやすいものを使用しましょう。大切なことは、入力したものと領収書が一致することです。経費の管理も仕事の一つととらえ、毎週、毎月、日にちを決めこまめに処理しておきましょう。


 毎日の生活の中で丁寧な管理を行うのが払い過ぎを防ぐコツです。確定申告は年末に片付けて終わりというものではありません。日々の積み重ねが大切なだけに、慣れてくればきっと苦痛に思うことも少なくなるでしょう。

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