1. 中小企業白書から読み取る起業の目的3パターン

中小企業白書から読み取る起業の目的3パターン

 起業家と呼ばれる人々が最近増えていますが、その人達が起業を志す目的とはいったい何でしょうか。もちろん、起業家が実現したい事業内容が多様であるように、起業の目的も多様であることは確かです。

 しかし多くの起業家が起業する目的に何らかの傾向があるならば、「こういった理由で起業してよいのだろうか」と悩んでいる、将来起業を目指す皆さんの役に立つかもしれません。そこで、ここでは多くの起業家が起業を目指す目的をご紹介します。 

3種類に分けられる起業の目的 

 起業の目的は3種類に分けられます。1つ目は 自分にできることがある場合、2つ目は 自分にやりたいことがある場合、3つ目は 自分がやらざるを得ない場合です。 

 1つ目は、自分の知識・スキルを生かして起業するケースがあります。例えば、Webデザイナーやプログラマーが独立して起業する場合です。2つ目は、やりたいことがあって起業を目指すケースです。世間のニーズはあるもののどの企業もやっていない事業を手がけたいケースや、食べることが好きなのでレストランを経営したいといったケースがあります。好きなこと・興味のあることや、やりたいと強く思うことであれば、起業へのモチベーション・強い決意を保つことができます。 3つ目は、生計を立てるために起業したり家業を継ぐケースなどがあります。 

 起業の成功確率が最も高いのは、1つ目と2つ目を共に備えている場合です。これから起業を目指す場合、やりたいことがあり且つやりたいことについて知識・スキル・経験があるという状態を目指しましょう。例えばレストラン事業で起業したいならば、会社員を辞めていきなりレストランを開くのではなく、まずはアルバイトでもパートでも良いのでレストランで働き、様々な経営ノウハウを盗むことが有効です。 

データから見る起業の目的 

 中小企業白書によると、起業実態調査の結果、起業家の8割以上は所得増大や自己実現・裁量労働・社会貢献目的等の積極的理由から起業しています。これは、生計目的等の消極的理由による起業と比べて、圧倒的多数を占めています。

 さらに目的を詳細に見ると、自己実現・裁量労働・社会貢献・専門技術・知識などの活用、アイデアの事業化のためといった理由が上位を占めています。つまり、生計目的の消極的理由を起業の目的とする場合は、起業をすることがベストな選択であるのか、他に選択肢はないかということを今一度考えてみた方がよいかもしれません。日々の生活資金に困っているならば、生活資金の目途がつくまで、誰かの下で働く方が適切かもしれません。 

 また、起業をする積極的理由に挙げられている事柄からは、自分の好きなことや得意なこと、または「絶対に世の中に需要がある」と確信できることを事業内容としていることがわかります。起業してから目に見える成果が出るまでには、一定の時間がかかります。その間、起業へのモチベーションを高く持ち続けるためにはやはり自分の好きなこと・興味関心のあることを事業内容とするのが良いでしょう。

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