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シリコンバレーで働く人達の服装とライフスタイル

Tobayashi

2014/03/08(最終更新日:2014/03/08)


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 サンフランシスコの近く、シリコンバレーと呼ばれる地域は、雨が少なく温度差が小さい住みやすい地域です。サンフランシスコよりも温暖で乾燥しているため、住んでいる人の服装には日本人が考えるような冬物は見かけません。春・夏・秋で一年が終わり春がやってきます。

 日本人から見ると、冬というのは少しだけ雨が降って山が緑色になる季節です。シリコンバレーの辺りはひどく乾燥しているので、冬の雨期以外、ほとんど雨らしい雨は見ません。そのため、冬以外は山は茶色く枯れているのです。

最低5度・最高25度という気候

シリコンバレーの辺りは気候が温暖です。冬でもマイナスになることはなく、夏でも25度くらいが最高気温です。サンノゼあたりで37度を超えると地方紙のトップになるほど、住んでいる人たちにとっては大事件なのです。

 この辺には大学が集まっていて学生が多く、急成長したIT関係の会社がたくさんあるので外国人もたくさん住んでいます。IT企業のエンジニアが多いためか、気候が温暖なためか服装はカジュアルで、外国から来た人(特に女性)は異国風の服装の人もたくさんいます。シリコンバレーではどんな服装でも受け入れる幅の広い感受性があり、他人の服装に対する考え方を尊重します。

会社でもカジュアルが普通

 シリコンバレーで生活する人たちは、非常にカジュアルな服装をしています。そこまで寒くもなく移動は車のみなので、ぎっちり着込むということはせずに楽な服装を好みます。

 ポロシャツやカジュアルシャツが多く、サマーセーターやTシャツの人もいます。ズボンはチノパンでベージュ系から茶色が多いようです。「できれば襟が付いた服装で来てください」というのがよくある会社でのドレスコードですが、それはあまり守られていませんでした。

 会社でもショッピングモールでも20度より下になると暖房が入り、23度より上になると冷房がつくので建物の中にいる限りどこへ行っても上着の必要はありません。

勤務態度やビジネスもフランクでカジュアル

 気候の影響もあってか、人間もぎすぎすしておらず非常におおらかです。締め付けの少ない服装は、自由な発想の妨げにならないように配慮されているようでもあります。持ち歩く分厚い上着などが無くとても身軽なので、それも考え方に影響しているのかもしれません。

 それは会社のミーティングにも影響を及ぼします。上司も部下も同じような服装をしているので、ミーティングなども同等な話し合いができて活発な意見が交わされています。宗教による規制が服装に及んでいる人に対してはそれを自然に受け入れ、何事に対してもいきなり否定したりはしません。

 シリコンバレーでのビジネスマンの服装は気軽で身軽、かつ自分と違うスタイルでも受け入れる懐の広さがあります。「〜でなければいけない」というしばりが少ないために、リラックスしてゆったりと自由な発想をし、活発に意見を戦わせ新しいアイディアを生み出すということが可能なのでしょう。

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