1. 「理由の精度」を高めてキャリアアップのための転職を成功させる方法

「理由の精度」を高めてキャリアアップのための転職を成功させる方法

 キャリアアップのために転職を考えている人は少なくないでしょう。しかし現実には「転職したものの思っていたような仕事ができていない」「キャリアアップへの道は遠いばかりか、かえって遠ざかってしまった。これなら前の会社にいたほうがよかった。」と後悔する例は少なくありません。

 どうしてそんなことになってしまうのでしょうか。それは「キャリアアップのための転職」を考えたときの理由に問題があるのです。

理由を時間をかけて熟考すること

 「キャリアアップ」という言葉はビジネスマンにとって、流行語のようになっている傾向があります。確かに自分のキャリアを上昇させるというのは、魅力的な仕事観・人生観ですし、その先によりグレードの高い人生が待っているというイメージは誰でも持っているでしょう。実際にキャリアアップを実現し、それが人生の幸福に結びついた例も多くあります。

 その成功した人たちに共通することは「確固たる精度の高い理由」を自己確認した上で、転職を決断しているということです。つまり「なんとなくキャリアアップという言葉にあこがれて転職した」というのでは成功は望めないということです。「なぜ自分は転職しようとしているのか」をテーゼとして、「今の会社では、どうしてもキャリアアップは望めないのか」をよく考える必要があります。あくまでもそうした熟慮の先に、転職の決断があるべきです。「そもそもキャリアアップとは?」という問いからスタートすることをおすすめします。

理由は熟考した先に自然に見えてくるもの

 失敗する人に共通しているのが「理由」を最初からささっと決めて、それを前提にしてそのあとの考察をすることです。つまり、よく考えもしないのにキャリアアップだけを漠然と夢見て、その夢のような曖昧な動機を理由と設定してしまうのです。そこからすべての思考をスタートすれば、結果はまずうまくいきません。

 キャリアアップと言っても、人それぞれ目指すものは違います。自分は何を目指しているのか、自分が望むキャリアアップの具体像はどういうものなのかということをまずは考える必要があります。

 その際に有効なのは、時間的スパンを区切って考える方法です。つまり5年後・10年後というように時間を区切って「そのときになりたい自分の姿」を考えてみます。そうすると、その姿を現実のものにするために、今どうすればいいかわかってくるはずですし、そこに至るための道も見えてくるでしょう。そうして見えた道が、つまりはキャリアアップのための転職の本当の理由なのです。

 一見、面倒くさくて遠回りなやり方のように思われるかもしれません。しかし、こうやってきちんと自己分析して将来の人生設計を時間をかけて考えるということから転職理由が浮き彫りになり、その結果として間違いのない転職が可能になるのです。転職前に真剣に熟考することは、その後の仕事や人生にもおおいに活かされてくるでしょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する