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部下の「キャリアアップ」についての面談で上司が気をつけるべき2つのこと

Shingo Hirono

2014/03/04(最終更新日:2014/03/04)


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 上司になり部下を持つと、部下のキャリアアップについての面談しなければならない時もあるでしょう。その時、一緒に仕事をしている部下であるが故に、余計な感情が入ってきてしまい、仕事の枠からはみ出した面談になってしまうという人もいるのではないでしょうか。しかし、それでは結局のところ、部下のためになりません。そこで今回は、キャリアアップの面談時で上司が気をつけるべきことを2つ紹介していきます。

1. 上司はヒアリングに徹する

 仕事上の人間関係で、距離が最も近いのが同じセクションで働く上司と部下です。その親しさから、キャリアアップの面談でも、日ごろ同じような接し方をしてしまいがち。プライベートのことについて、雑談するというケースも多いでしょうがそれはNGです。

 多くの場合は上司から何か話題を振って、それが雑談になってしまうパターンではないでしょうか。しかし、キャリアアップの面談では、部下の本音や本当の希望をきちんとヒアリングすることに徹し、必要なことを聞きも漏らさないよう注意しなければなりません。部下が「いつもの上司とは別人のようだ」と感じるぐらい冷静に接し、きびしく質問をするぐらいでちょうど良いのです。「これは部下と会社の将来を決める判断につながる仕事」と強く自覚して面談することをおすすめします。

 2. 「情」よりも「理」を優先

 キャリアアップの面談では、「情よりも理を優先」というのが上司の基本的な姿勢です。仕事上のことだけでなく、プライベートの事情もよく知っているだけに、つい「情」を加味しながら面談してしまいがちですが、それでは正確な情報はつかめませんし、正しい判断も出来ません。「情」に流されて面談し、甘い判断をしたのでは、そもそも部下のためにもならないのです。実力に応じたキャリアアップをするのでなければ、当人が後に苦労するだけですので、「部下のためを思ったのであれば、厳しい目をもって面談すべき」と考えるべきでしょう。


 以上、キャリアアップの面談時で上司が気をつけるべきことを2つ紹介してきました。部下が抱えている悩みをしっかり解決に導いてあげるためにも、キャリアアップの面談を行う時は、ここで紹介したことを意識してみてはいかがでしょうか。

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