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会社の組織をフラット化することで得られる3つのメリット

Shingo Hirono

2014/03/05(最終更新日:2014/03/05)


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会社の組織をフラット化することで得られる3つのメリット 1番目の画像
 細かい役職やポジション、いわゆる中間管理職を排して組織の構成ををシンプルにする「フラット化」を取り入れる企業も近年増えてきたように感じます。企業が「フラット化」を取り入れるメリットは一体何なのでしょうか?

1. スピード感

 「スピード感」こそが「フラット化」最大のメリットといっていいでしょう。例えば、部長を最高責任者として、その下に何人かの課長、係長、そして平社員という組織構成だった場合、社員の1人が仕事上で大きなミスをすると、社員はまず係長に話し、そこで処理できなければ次は係長が課長へ相談し、更には課長が部長に相談する場合もあるのです。これでは、問題への対応が遅れてしまいます。

 フラット化して、課長と係長を排するとどうなるのでしょうか。社員は直接、最高責任者である部長に話を持っていき対応するため、問題への対処スピードはグッと上がります。もちろん、トラブルに限らず、日常業務やプロジェクトの推進においてスピード感が増すことは、組織にとってプラスです。

2. リーダーの視界が広くなる

 フラット化し、間に細かい役職を置かないことでリーダーの視界が広くなるというのも、メリットの一つです。フラット化することで、リーダーの担当範囲が広がるため、組織全体を明るく見通せるようになります。すると、プロジェクトの進捗状況や、組織内の問題点について、いち早く気づくことができるのです。また、常に全体を見通せれば適切な判断、意思決定ができ、組織の成果を上げていくこともできます。

3. メンバーの自律性がアップ

 細かい中間管理職を置いてしまうと、各メンバーの任される仕事は限られたものになってしまいます。そして、その狭い範囲の仕事について、直属の上司の判断を仰いで仕事を進めているのでは、いつまでたってもメンバーの自律性は高まりません。

 しかし、組織をフラット化すれば、自分自信の頭で考えながら仕事を進める機会が増えるため、メンバーの自律性がアップします。そうすることで、組織全体の成果を上げていくことができるでしょう。


 以上、組織をフラット化することで得られるメリットを紹介してきました。フラット化はあくまでも組織の活性化を図り、結果として業績をアップさせるためのものですので何となくフラットにするのではなく、きちんと目的を持ってフラットな組織づくりに取り組むようにしましょう。

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