1. 施行している経営戦略を組織内で評価するときの基準

施行している経営戦略を組織内で評価するときの基準

 経営者や上司にとって、経営戦略を評価する際には一体どこを評価すればよいのかという点がなかなか見えてきません。それは、経営戦略にはいろいろな面で様々な人が関わっているので、どこにどう人が関わったのかを逐一見ることや、個人の働きにどのような相乗効果があったかを見ていくのはとても大変だからです。そこで今回は、その経営戦略を評価する際はどこを見て判断すればよいのかということを考えていきたいと思います。

全体の評価を見る

 まず最初に、事業全体の評価を見ていかなくてはなりません。事業全体の目標の設定、進捗状況、利益、評判、目標達成具合など全体的にどうだったかを見なければ、どこが良かったのか悪かったのかということを把握することは出来ません。

 全体を捉えていないと、個々の評価をする際にもどのようにして判断するべきなのかもなかなか見えてこないのです。そのため、まずは大きく計画全般を全体的に見て計画通りに進んでいたかどうかを把握した上で、予定とは違った点、良かった点、悪かった点を探していくことをしましょう。この点は、単にその時の事業の戦略評価だけではなく、次の戦略を立てるうえでも反省したり活かしたりしていく上で重要な点になりますので、そのあたりを踏まえながら見ていきましょう。 

計画の進捗を確認する

 次に、計画の進捗状況を見ていきます。他社にない製品ができた、よいキャッチコピーを作れたから売れた、大きな契約締結をうまくまとめてくれたといった良い面や、納期に遅れた、予算オーバーした、契約があまり取れなかったといった悪い面で目立つところがあったら、まずはそこをきちんとピックアップしていきましょう。 しかし、ただ単に良い悪いということを一面的に考えてはいけません。その失敗の原因は、そこだけにあるわけではない可能性があるからです。開発には無理な予算や納期の設定、そもそも市場にPRできるほど最初から魅力が薄い商品ではなかった、事前の市場の調査不足など計画自体に甘い面があったといった理由もあるかも知れません。

 そうなると、個々の部分だけに責任追及をすればいいというわけでもなく、他の面にも責任を取らせることを考えないといけません。 事前の計画内容を踏まえたうえで、事業計画に甘さや見直さなくてはならなかった点を踏まえて、各担当の功績や責任を考えていかなくてはならないでしょう。 

 戦略は複雑なところが多いですが、まずは大きく見たうえで、細かなところまで見渡せるようなものの見方をすれば、必ず評価も適正に定まるようになるでしょう。

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