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企業がFacebookアカウントの運用に「キャラクター」を作ると認知度が上がる!?

uedazyunpei

2014/03/17(最終更新日:2014/03/17)


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 情報化時代の昨今、大半の企業がインターネットを活用して世間にアピールしています。ここ数年で爆発的にユーザーが増えているFacebookなどのSNSで公式アカウントを取得して、幅広い層の人々にアピールし、認知度を上げる企業が急増しているのです。そのなかでも特に高い関心を集めているのが、キャラクターを作って記事を書いている企業です。Facebookではどのような企業キャラクターが人気を博しているのか検証しました。

食品会社「伊藤ハム」ハム係長

 その名のとおり、見た目はハムなのに中身は係長というキャラクターです。ハム係長は親しみやすい文体とユーザーへの小まめなコメント返しによって、まるでユーザーの友達のような感覚を抱かせることに成功しています。また、自社商品であるハムやソーセージを使った料理のレシピを写真つきで紹介している記事は、主婦や一人暮らしの若者から「参考になる」と評判になり、レシピ本として発売もされました。

派遣会社「PASONA」ぴーにょくん

 白くてやわらかいフォルム、見るだけで和む癒し系のキャラクターです。ゆるキャラらしく、語尾に「にょー」とつけたゆるい文体がチャームポイントとなっており、コメントには真似して「にょー」をつけた文章を書くユーザーが続出しています。記事は、写真の中にキャラクターのぬいぐるみがいたり、イラストが挿入されていたりと、まるでキャラクターがリアルに実在するかのような凝った演出を試みています。派生キャラクターがいくつも考案されており、それらのキャラクターとの関係性もユーザーから楽しまれています。

コンビニチェーン「サークルKサンクス」はる先生

 白衣を着てニッコリ笑っているかわいい女の子研究者のキャラクターです。その愛らしい外見とお嬢様の雰囲気を漂わせた文体で、男性からも「萌える」と好評のようです。また、はる先生のイラストやマンガを公開して、ぴったりのセリフをユーザーから募集したり、プレゼントが当たるクイズやじゃんけんなどをはる先生が行ったりと、キャラクターを使ったユーザー参加型の企画記事もたくさん更新されており、「頻繁にチェックしていると良いことがある」と感じさせるお得なおもしろさがあります。

 上記の3つの例以外にも、Facebookでは数多くの企業キャラクターが活動しています。注目されているキャラクターに共通しているのは、設定の一貫性があることと、キャラクターを有効に利用した記事を創意工夫していることです。良いデザインでキャラクターを作ることも大切ですが、それだけで終わらず、中の人が努力し続けることが、企業の認知度を上げるためには必要不可欠なのです。

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