1. 「SWOT分析」をもとに考える経営戦略を策定する時に意識すべきポイント

「SWOT分析」をもとに考える経営戦略を策定する時に意識すべきポイント

 経営戦略は会社の経営目標達成のため、また従業員の向かうべき道しるべとして、欠かすことの出来ない1つの要素と言えるでしょう。経営戦略を立てるときには、明確なゴールや現状のギャップ、そして差を埋めるための課題など、様々な方面から考えていく必要があるため、混乱してしまう人は多いのではないでしょうか。現在では、経営戦略にも色々な手法がありますが、ここでは基本の「SWOT分析」を参考に、経営戦略を策定する時に覚えておきたいポイントを紹介します。

経営戦略の基本と「SWOT分析」とは?

 まず、経営戦略とは中長期的に経営目標を達成するための計画です。そのため、経営理念や経営ビジョンから導き出される、企業目標を達成するために、現状との差をどう埋めていくのか、経営、事業内容、人材、資材など様々な視点から分析していかなければなりません。

 「SWOT分析」は、差を埋めるための方法の一つで、外部環境や内部環境から自社の強みや弱みを分析していく手法です。

SWOT分析について

 ここでは、もう少し経営戦略の基本「SWOT分析」について掘り下げてみたいと思います。まず、内部環境では「自社の強みや弱み」のポイントが大切になります。例えば、

・経営:経営面での成長性や事業の構成、企業イメージやブランドなど
・財務:安全性、生産性、成長性などの分析や資金調達の能力など
・マーケティング:製品の独自性や開発能力、市場顧客の現状や余地など
・人材:従業員の能力、モチベーション、年齢や役職、報酬や給与の賃金など

 といった4つの視点から、それぞれの強みや弱みを分析していき、課題を明確にしていきます。

 更に、外部環境的に「顧客やライバル企業に対する脅威や機会」のポイントを押さえます。自社を脅かすこととなる「脅威」を、発想の転換として「機会」と捉えるのです。こちらも本質は「強み」と「弱み」と同じと言えるでしょう。

・顧客の買いたいと思う理由、購入する手段、買うことで得られるものなど
・事業の新規参入、ライバル企業の代替品、競争関係など
・業界でのシェア余力、新規開拓余地など

 上記で挙げたポイントから考えていくと良いでしょう。例えば、ラインナップの少ない商品展開をしている会社にとって、豊富な品揃えがウリの企業が「脅威」となります。しかし、それを「機会」と考えるとブランドの確立や代替品がないシェアの確保など、「弱み」を「強み」へ変えていくことができるのです。

幅広い視野を持つことが重要

 基本のSWOT分析を少し見てみると、自社、他社、業界、社会、世界と幅広い視野を持つ、そして、強みや弱みといった長所・短所を明確にすることの重要性が分かります。幅広い時点を持つことで、自社の課題が明確となり経営戦略の具体的な目的が決まってくるのです。まずはしっかりした経営目標を考え、そしてクリアしていくべき課題を個人レベルまで落とし込んでいくことが競合に打ち勝っていくための「経営戦略」には必要なのではないでしょうか。

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