1. ソーシャルメディアのガイドラインを作る目的とその際に意識しておくべきこと

ソーシャルメディアのガイドラインを作る目的とその際に意識しておくべきこと

 企業でソーシャルメディアを利用することは大きなメリットがある反面、様々なリスクを伴うことになります。ソーシャルメディアを利用するのは社員であり、個人です。その個人として情報を発信するということはモラルが問われる面もあり、かといって完全に個人的な意見を発することを禁じるのはあまり現実的ではありません。そこで必要になるのが、ガイドラインです。そのガイドラインを作る目的について詳しく書いていきたいと思います。

情報は消えることが無いことを理解する

 まず最初に大事な目的となるものは、情報を発する社員が、その情報は消えることなくネット上に残るということを意識するためだということです。

 まずその心得があれば、安易な発言をすることを控えることができます。ガイドラインにその点を明記しておきましょう。

後戻りできないものを事前に回避する

 かつて株式の発注ミスにより、気づいて数分のうちに手を打ったにも関わらず莫大な損失をもたらした銀行がありました。ネットの拡散力はそれほどに強いものなのです。クリックしたその瞬間に莫大な損失を被る可能性があり、たとえ社員の何気無い言葉であったとしても、それをどう解釈されるかは想像もつかないものです。そこでガイドラインを策定することによりそれを未然に防ぐということが可能となるのです。

社内の機密情報の保持

 最も注意が必要なことは、この機密保持でしょう。自社にとって必要な情報だけではなく、得意先から預かっている情報もあります。その機密保持の責務を負っているわけですが、ソーシャルメディアを利用するということはそれが社外に漏れる可能性が生まれるということなのです。取引先の情報を漏らしてしまった場合にも、莫大な損害賠償を請求される可能性があるので、それをどう防ぐのかは特に注意を払っておく必要があります。
 
 ソーシャルメディアのガイドラインを作る上では、細かい規定を設ける必要があります。機密保持だけではなく、もちろん誹謗中傷など倫理的に問われるようなことも発することがないようにしなければなりません。以上のことをトータルでみてみると、社員自身の会社における存在意義というものを確認させるためのに、やはりガイドラインは必要なようです。

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