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英語で話された内容をきちんと理解するために知っておきたい3つのコツ

Riko Kaneda

2014/03/15(最終更新日:2014/03/15)


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英語で話された内容をきちんと理解するために知っておきたい3つのコツ 1番目の画像
 英語でまとまった用件を話していると、頭の中で用件が整理できずに困ることはありませんか?母国語ではない言語を使っているがゆえに、言語の理解で精いっぱいで内容を頭にとどめることができないということを経験したことのある人もいると思います。ここでは、英語で話された内容をきちんと理解するためのコツをお教えします。

1. 英語の思考方法を理解する

 英語は非常に論理的な言語です。日本語がいわば枝葉を楽しむ言語であるのに対し、英語では大切なことは常に『強く』『最初に』語られます。会議などでまとまった英文が話されるとき、大切なのはその発話の最初の部分。その後に語られるのは、冒頭への補足説明か、主張の証拠となる部分です。相手の発話の冒頭部分に集中し、その文章の主語と動詞から『何についての話をしようとしているのか』をしっかりと理解しましょう。発話のトピックがわかれば頭がその話を聞く準備をすることができます。たとえ英語がすべては理解できなくても、部分部分さえ聞き取れていれば、話の大筋の流れはつかめていくでしょう。

2. 必要であれば、聞き直してメモを取る

 日本人が最も不得意としているのが聞き直すという行為。しかし、対話であれば相手の意図を確認するのは全く失礼には当たりません。欧米人が最も気分を害するのは、あいまいなまま話を進め後からそれが露呈すること。そうなる前に Can I check my understanding?(確認していいですか)と内容を確認し、頭の中に入っている情報の整理をさせてもらいましょう。声はかけづらいかもしれませんが、相手もあなたがネイティブではないことは承知しています。きちんと理解しようとしている姿勢は、良い印象を相手に与えるはずです。また、メモを取ることももちろん失礼には当たりません。気になるようなら Can I take a note?(メモをとってもいいですか)と一声かけ、書くことで頭の整理をはかりましょう。 

3. 名詞に注意する

 特にビジネスでのミーティングなどでは、特定の名詞や固有名詞が飛び交うことがあります。会社名や商品名、国名や個人名など、聞いたこともない言葉が並ぶと、それだけで話が理解できなかったように感じるもの。ここで気を付けてほしいのは、もしも同じ名詞がなんども会話に登場し、それが理解できないのなら、早急に確認することです。相手に直接聞いて失礼にならない場ならば、ダイレクトに What does …mean?(…はどういう意味ですか)と聞くのもよいでしょう。まとまった話には必ずキーワードとなる名詞があります。それがなんなのかを把握し、その名詞がどうなっていくかが話の道筋を作ります。その意味で、会議や講演などに参加する前に何についてなのかをあらかじめきちんと把握しておくのも一つの手かもしれません。

 英語というだけで身構えてしまうのが日本人。ですが、対話をしている相手も同じ人間です。英語のコツをつかんだら、怖めず臆せずゆったりとした気持ちで話を聞きましょう。

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