1. 経営戦略策定の時に有効となるランチェスター戦略

経営戦略策定の時に有効となるランチェスター戦略

 経営戦略における法則に「ランチェスターの法則」というものがあります。経営には、絶対に勝利できるという法則はありません。しかし、戦略を考える上で何が必要なのかを考える時に参考になるのが「ランチェスターの法則」です。 ここでは、ランチェスター戦略とは何なのかということをご紹介していきます。

ランチェスターの法則とは? 

 ランチェスターの法則とは、フレデリック・ランチェスターにより提唱されたオペレーションズ・リサーチによる数理モデルのことです。彼は「ピタゴラスの定理」にインスピレーションを得て、以下の2つの法則を発表しました。

 1つ目の法則は、 「攻撃力=兵力数×武器性能(質):(接近戦、一騎打ちの法則)→弱者の戦略」、もう1つは 「攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(質):(間隔戦、確立戦)→強者の戦略」というものです。強者・弱者という判断は、企業全体の売上規模で決まるものではなく特定のマーケットシェアで決まるものです。

 これを経営戦略に応用した場合には、まず1つ目に相手との差別化を図り、その隙間で勝負することを考えます。次にターゲットを決めてそこだけにポイントを置き、戦います。更に顧客と接近戦をはかり、ライバルの少ない市場で戦い、また競争相手に手の内を読まれないように戦うということが求められます。

 第2の法則・強者の戦略においては、最初に大きな市場を狙って持っている技術を総動員して戦います。数をこなし有利な場所へ誘導して戦うことで他の競争相手に勝つことができるということです。 

経営戦略での勝利のポイントとは? 

 販売における最も合理的な勝ち方ですが、それは商品・サービス・地域など何かの分野で1位になるということが求められます。しかし、1位がいれば必然的に2位も出てきます。 

 ここで覚えておきたいことは、2位は無理をして1位と戦うのではなく、3位や4位と戦うことで2位の座を守り抜くことにより、安心した地位が得られることもあるということです。また、1点に集中させて戦うという方法も競合相手を負かすコツになります。1点集中の際には、エネルギーや経営資源などを全て1か所に集中させることで、限られた経営手段を最大限有効に活用することが可能になるのです。

 経営戦略を立てる際は、ランチェスター戦略という考え方も念頭に置いた上で実践していって下さい。

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