1. 女性起業家がシンガポールへ向かう理由

女性起業家がシンガポールへ向かう理由

 最近は起業という選択肢も徐々に一般的になってきており、学生時代に起業する人や会社を退職して起業する人など様々なキャリアの形があります。

 起業家と聞くと、つい無意識のうちに男性を想像してしまう人は多いのではないでしょうか。国内では、DeNAの南場智子氏のように女性でも立派な起業家はたくさんいますが、やはり男性の方が数が多いために起業家といえば男性を想像しがちです。

 今回は、日本でキャリアを積んだ後にシンガポールへ移住し事業を展開している村田マリ氏の紹介と同時に、シンガポールで女性起業家が増加している理由を探っていきたいと思います。

村田マリ氏とは

 IT業界における女性起業家はとても少ないため、より一層注目を浴びるようになった村田氏は、元々は大学を卒業後にサイバーエージェントに勤務し多くのサービスの立ち上げに関わった後、学生時代の経験を活かしてコントロールプラス株式会社を立ち上げます。創業後しばらくした後にソーシャルゲーム事業を株式会社gumiに、口コミサイト「デート通.jp」をチャンスイットに売却し会社の全事業を手放しました。

 現在はこの時に得られた売却益をもとにシンガポールにおいてコントロールプラスを設立し、そこでスマートフォンビジネスと投資に力を入れて事業を展開しているようです。村田氏はGREE創業者の田中氏と同世代で創業準備をしていた時期もあり、ソーシャルゲーム黎明期に育った実績や実力のあるとてもパワフルな女性起業家なのです。

 では、村田氏はどうしてシンガポールに向かったのでしょうか。ここには、単に起業家という側面だけではなく女性ならではの理由がありました。

ビジネスでも子育てでも魅力な地・シンガポール

 シンガポールはビジネス新興国として大変注目を集めており、企業に対して様々な優遇措置なども充実している一方で、女性にとっても大変魅力的な土地だと言えます。

 シンガポールの一般的な幼稚園やケアセンターでは最大にして朝の8時から20時まで子どもを預けることができ、3食の食事だけでなくシャワーまで浴びせてもらえることもできます。 また、シンガポールでは住み込みのメイドさんを付き5万円から雇うこともでき、買い物や料理や洗濯等の日常的な家事以外にも、幼稚園や学校など、子どもの送り迎えも頼むことができるのです。さらに、シンガポールのコンドミニアムの多くにメイドの為のお部屋が完備されているため、住み込みのメイドさんのいる生活もスムーズに送る事ができます。 

 また、子どもの教育制度に関してもシンガポールの教育環境は魅力的です。シンガポールの公立校では英語と中国語の両方を学ぶことができ、理数系の科目でも世界屈指のレベルの教育が受ける事ができます。 インターナショナルスクールについても英国・米国・カナダ系など多様な選択肢が設けられており、子どもの教育に関してもかなり質の高いものが提供されています。

 このように出産や育児の面で働く女性に対しての措置が大変充実しているため、村田氏のような女性起業家がシンガポールにおいて増えてきています。女性の方で企業を視野に入れている人は、シンガポールでの起業もぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

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