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SNSやメッセンジャーツールを仕事で使うときに注意しなければいけない落とし穴

Tobayashi

2014/02/21(最終更新日:2014/02/21)


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 社内のネットワーク環境向上と最近のトレンドもあってか、メールだけではなく仕事場でも簡単にやりとりができるSNSやインスタントメッセンジャー(IM)の使用を許可している企業も増えています。

 特にベンチャー系IT関連企業や開発会社などではその流れが顕著です。しかし便利な反面、ユーザー側もその利用についてはある程度注意を払わないと思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあります。ここでは、その使用の際に気をつけたい注意について紹介していきます。

業務外のやりとりには要注意

 メッセンジャーでの仲の良い同僚とのやり取りは、つい業務上のやりとりの一線を超えてしまいがちです。「今日どこにランチ行こうか?」「夜どこに飲みにいく?」など、通常のメールでは仕事中だからということで聞きにくいことも、手軽なメッセンジャーでは抵抗もなくに送信できてしまいます。

 そのハードルの低さから、一度そのやり取りが始まってしまうとその手軽さから延々とメッセのやり取りをしてしまい、その結果として仕事そっちのけで時間だけが過ぎていたということもあります。クライアントを立ち上げておけば、ポップアップ表示してくれるメッセンジャーは即時性があり気軽にメッセージをやり取りする効率性は非常に高いのですが、本来の仕事の効率性まで損なってしまってはまさに本末転倒です。

 また、意中の相手をしつこくメッセンジャーで口説こうとして社内でセクハラ問題になったケースもあります。業務外のやりとりが結果として社内でのメッセンジャーの利用禁止に繋がり、業務にも支障をきたすことにもなりかねませんので使用には注意が必要です。

直接的なコミュケーションが稀薄化

 メールよりも送信するハードルが低くメッセージとしては相手の時間を気にせずに送信できるSNS・メッセンジャーは、結果としてダイレクトなコミュニケーション不足を助長しがちです。会議や電話などは、相手の時間を割いてもらうことで成立するコミュニケーションです。しかし、SNS・メッセンジャーは自分本意でメッセージを送っておけば、後は見てくれるだろうと自分本位になりがちです。送信の手軽さから相手への配慮を忘れがちになり、結果として人と人の直接的なコミュニケーションで重要な「相手を慮る」という思考の欠落に繋がってしまいます。ささいな事でさえも社内チャットを使うのは、かえって効率の低下にもなる可能性があるので、使用の際は効率のよい方法を選んで下さい。

SNS・メッセンジャーはとても便利なツールです。節度を守ってバランス良く、注意しながら利用できるといいですね。

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