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短所「せっかち」を効果的に伝える!面接で短所を聞かれた際の適切な回答例

U-NOTE編集部

2018/09/02(最終更新日:2018/09/02)


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 就職・転職の面接で必ず聞かれる「志望動機、長所、短所」。面接で答える中でも、とくに回答に困るのが“短所”だ。

 自分の短所がいくつかあっても、短所をありのまま話すと面接で落とされてしまうのでは……という心配が頭をよぎる。

 そこで今回は「面接で短所を聞かれた際の適切な回答例」を紹介したい。

面接で“短所”を伝える意味とは? 面接官が短所を聞く理由

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 そもそもなぜ面接官は短所を聞いてくるのだろうか?

 面接官が採用面接の場で短所を聞くことには、以下のような「志望者の人柄」を掴むためであると考えられる。

 面接官の質問意図を汲み取り、短所を回答する際の参考にしよう。

面接官が“短所”から掴む人柄①:自己分析がきちんとできる人かどうか

 多くの人は自分の長所を把握しているが、短所からは目を背けてしまいがちである。

 しかし、自己分析をきちんと行っている人は長所のみならず、短所もしっかり把握しているものだ。

 また、短所をカバーする方法も知っているため、短所を聞くと自己分析がきちんと出来ている人かどうかが面接によって分かるのだ。

面接官が“短所”から掴む人柄②:ポジティブシンキングができる人か

 面接官が短所を質問することで、その短所をどうとらえているか、短所を克服、または短所をカバーするためにどう行動しているかを知ることができる。

 前向きな考え(ポジティブシンキング)ができる人かどうかが面接によってわかるのだ。

面接官が“短所”から掴む人柄③:その企業に適している人かどうか

 企業にはそれぞれの文化、いわゆる「カラー」がある。

 その企業文化からあまりにもかけ離れた性格の人材を採用しても、お互いのためにはならない。

 例えば、「人前に出ると緊張してしまって上手く話せないという短所があるから、ずっとデスクワークをやっていたい」という人がいたとしよう。

 果たしてそういった短所を持った人が、大勢の前でプレゼンする機会の多い企業に適しているだろうか?

 一般的に考えて、答えは“NO”だろう。

 このように短所を聞くことで、会社の文化と合うかどうかをチェックしているのだ。

転職・就職面接で“短所”を回答する場合の「NG例」

転職・就職面接で短所を“そのまま”答えるのはNG!

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 転職・就職面接やエントリーシートで「短所」を聞かれた場合、正直に短所を答えるべきか否かで迷う人も多いのではないだろうか。

 転職・就職面接で短所を聞かれて、短所のありのままに答えてしまうとNGワードが混ざってしまう恐れがある。

 転職・就職面接で短所を回答する際のNG例とは、どんなものなのだろうか?

面接で回答する短所NG例①:私は長く集中することができません

 転職・就職面接では、実際に短所である事柄をそのまま面接官に伝えるのは避けたい。

 その短所が面接を受ける職種、ましてや社会人として致命的な短所であれば致命的な回答ミスになってしまう。

 求職者の中には、「演技するのは性に合わない」という人もいるかもしれない。

 しかし、面接官の前で「最高の自分」を演出することは、自分が挑戦してみたいことを経験できる会社に入るための立派な手段だ。

 転職・就職活動では、自分の「短所であり長所であるポイント」を考えておこう。

面接で回答する短所NG例②:自信をもって物事を発言することが出来ません

 転職・就職面接で短所を答える際、「自信がない」という短所を明言するのは賢い選択ではない。

 先述したように、転職・就職活動では「短所であり長所であるポイント」を回答するのがベターだ。

 「わたしの短所は“自信がない”ところです」という回答をしてしまうと仕事で活きる長所が出しづらく、むしろマイナスイメージを与える恐れがある。

 短所に準じたありのままの自分ではなく、長所に繋がる自分の短所を答えよう。

面接で回答する短所NG例③:お調子者です

 転職・就職面接で「お調子者なところが短所です」と回答してしまうと、自己分析力を疑われる可能性がある。

 短所を「お調子者なところ」と感じている求職者に対して疑問を感じるだけでなく、「お調子者=社会人としての準備ができていない」という意味に捉えられる恐れがあるのだ。

 「お調子者」という短所をストレートに表現するのではなく、面接前には幾ばくか工夫をこらした短所の表現を考えてみてほしい。 

面接で短所を聞かれた際の適切な回答例

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 面接で短所を聞かれた際は、ただ短所を述べればよいというわけではない。

 短所を簡潔に述べ、その短所に対する自分の意見を話す必要がある。短所に対する自分の意見では、以下のようなポイントを押さえて話すといいだろう。

面接で短所を回答するときに話すべきポイント

  • 短所が出てしまうシーン、短所が出てしまった経験
  • 短所が出ることによって起こる問題、問題への対処法
  • 短所を改善するためにしていること、短所をカバーするための行動

 自分の短所をきちんと意識し、その課題意識から改善アクションに移せているところをアピールできれば、社会人の回答としては満点だろう。 

 改善策や短所をカバーするための行動を話すときは「具体性」を意識する必要がある。

 もしも短所の回答の仕方に悩んだら、第三者の大人に面接練習を依頼してみるといいだろう。

 抽象的な回答をしているようであれば、第三者の意見を取り入れることでより具体的な回答ができるようになるはずだ。

 では、一般的な短所の回答例を見てみよう。あくまでも例文なので、参考程度に見てもらいたい。

面接での短所の回答例①:「優柔不断」

  • 短所は「優柔不断」なところです。

    何かの作業をする際、慎重になりすぎてしまい、物事を判断するのに時間がかかってしまうことがあります。

    そのため、何かに取り組む前には事前に「慎重に進めていくべきこと」と「すぐに判断すべきこと」の2つに分けてやるべきことを洗い出し、優先順位をつけてから行動するように心掛けています。

面接での短所の回答例②:「心配性」

  • 短所は「心配性」なところです。

    細かなことまで気にしすぎて、一つのことを成し遂げるのに時間がかかりすぎてしまいます。

    そのため、何か目標を立てる際には「いつまでに、何をやるか」「最低ラインはどこか」ということを決めるようにしています。

    最低ラインについては人に相談して第三者の意見を取り入れた上で、心配性な自分が納得するような線引をします。

    このように、期日と最低限のクオリティを決めておくことで、心配性が原因による遅延やトラブルを回避しています。

面接での短所の回答例③:「短気」

  • 自分の短所は「短気な部分」だと自覚しています。

    責任がある仕事に熱くなりすぎてしまい、つい周りに厳しいことを言ってしまうことがあります。

    短気な言動をしないためにも、まずは落ち着いて周りの仲間の意見を聞くことを心がけています。

    聞いた話から相手の行動原理を考えた上で、どうすればより全員が気持ちよく働くことができて、かつ最速で結果が出るようになるかを考えるようにしています。

面接での短所の回答例④:「おせっかい・世話焼き」

  • 親切で行ったつもりが「おせっかい」だととられてしまう短所があります。

    後輩の面倒を見ているときにも、後輩のモチベーションや仕事の進捗が気になりすぎてしまい、過干渉になったり、ミーティング時間が亡くなったりしてしまいました。

    そのため、おせっかいをかけてしまう場面では、まず自分の仕事の優先順位を考えるようにしています。

    マネジメントについては、急務な場面以外ではマネジメントの時間を10分〜15分以内に収めるなどという改善策をとっています。

    普段から自分の気持ちを押し付けるのではなく、短所をなくすためにまず第一に相手の気持ちと自分の仕事のバランスを考えるように心がけています。

面接での短所の回答例⑤:「せっかち」

  • スピードを意識しすぎて「せっかちになってしまうところ」が短所です。

    結論や完成形を最速で出すことを意識するあまり、確認などを怠ってケアレスミスをしてしまうことが多々あります。

    そのため、これで大丈夫だろうと思ったり、何かを提出したりする際には「必ず再確認」しています。

    正確さ・丁寧さを忘れないよう心掛け、短所をカバーできるよう行動していきます。

面接での短所の回答例⑥:「頑固」

  • 「頑固」なところが短所であると自覚しています。

    チームで活動する際、チームメイトが意見してくれたのにも関わらず折衷案を考えずに、自分のやり方や意見を押し通して失敗した経験があります。

    その経験から、周りの仲間の意見を素直に聞くだけでなく、きちんと相手の意図を理解した上で話し合い、よりよい結果を出すことを目指すようになりました。

面接での短所の回答例⑦:「慎重派」

  • 何事もミスの無いように普段から心がけているため、慎重になりすぎてしまい、ときに行動が遅いといわれてしまう短所があります。

    時間がかかりすぎてしまうことが課題であるため、最近では各工程の目標時間を設定し、見返す時間の上限を事前に決めるようにしています。

    また、作業する際には制限時間がきたらタイマーが鳴るようにして、時間への意識を高めることを心がけています。

    目標時間を設定し、タイマーで時間意識するようになってからは「行動が遅い」といわれることは、全くなくなりました。

    これからもチーム全体の目標値に合わせて設定した目標時間を守りながらも、その中でミスなく仕事をこなしていけるように短所をカバーしていきたいと思っています。

 上記のように、面接で短所を回答する際には「短所+短所を課題意識した場面+課題である短所を改善する方法」を面接官に伝えるのが必須であると覚えておこう。


 転職・就職面接で短所を回答する方法や、短所の回答例について紹介してきた。

 自分の短所をしっかり把握していることを面接官に伝え、短所に対してどう対処・行動していくか、ということをきちんと伝えてみてほしい。

 きちんとした短所への改善策を見せれば、面接官があなたに抱く印象も良くなるはずだ。



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