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【例文をチェック】就活の面接での「自己紹介」で必須の5つの要素を徹底解説!

Tobayashi

2017/09/04(最終更新日:2021/04/08)


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就活の面接で自己紹介をする際、「上手に話せなかったらどうしようと不安になっている人もいるのではないでしょうか。

就活の面接で必ずといっていいほど振られる「自己紹介」は、自分の第一印象を決める大切な時間です。

本記事では、悩める就活生のために面接の自己紹介を成功させる方法や、注意点などをご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 面接の自己紹介を成功させる秘訣は「面接官の意図」を知ること
  • 就活の面接での自己紹介で求められる5つの要素
  • 就活の面接での自己紹介で注意しておきたい3つのポイント

 

面接の自己紹介を成功させる秘訣は「面接官の意図」にあり

面接の自己紹介を成功させるためにも、まずは「面接官が応募者に自己紹介を求める理由」を確認しましょう。

面接官の意図を知ることで自己紹介に盛り込む内容を検討してください。

 

面接官が「自己紹介」をさせる意図とは?

面接官が応募者に自己紹介をさせるのには、以下の3つを確認する意図があります。

面接官が自己紹介を通して確認したいこと

  • 経歴に関する基本ステータス:最終学歴、職歴など
  • 実績に関する情報:何を学んだか、どんな仕事をしたか
  • 第一印象:どんな表情、声で会話するのか
面接官は、応募者の第一印象や基本的な情報を「自己紹介」を通して把握することを覚えておきましょう。
 

自己紹介を自己PRと混同してはいけない

【転職・就活で必ず役立つ】面接の「自己紹介」で成功を掴む方法を徹底解説! 2番目の画像

また、上記で説明した「意図」に加えて、自己紹介と自己PRは別物ということも、しっかり頭に入れておきましょう。

自己PRには「過去の実績を通し、今、そして未来に自分が実現可能なことやスキルを伝える」といったように、自己紹介とは異なる意図があります。

自己紹介と自己PRを混同し、面接官が知りたい情報と異なった回答をしてしまうと「コミュニケーション能力が低い人」と受け取られることもあります。

自己紹介におけるアピールは簡単な実績の紹介にとどめ、自己PRと差別化することを心がけましょう。

 

就活の面接での自己紹介で求められる5つの要素

面接の自己紹介には、必ず伝えるべき以下の5つの要素があります。

面接での自己紹介にいれるべき5つの要素

  • 出身大学・学部・学科
  • 大学での学び
  • 専門としていること
  • 応募先の会社にどんな魅力を感じているか
  • 面接を有利に進めるためのフック(活動内容を簡潔に)

以下では、それぞれの要素を組み込む際に注意するべき点について解説していきます。

 

 

1.所属大学・学部・学科

 
自己紹介で伝えるべきことの1つ目は、所属大学・学部・学科についてです。

所属大学だけではなく、学部や学科を伝えることでどういうことを学んできたかを面接官は知れます。

面接官に聞いてほしいことであれば「ラグビー部に所属しています」など、部活動やサークル活動のことについて自己紹介の中で簡単に触れておくといいでしょう。

【自己紹介例文】基本プロフィール

  • 〇〇大学〇〇学部〇〇学科4年の〇〇です。大学では、〇〇サークルに所属しています。
 

2.大学での学び

次に自己紹介で話すのは、大学での学びについてです。

面接官は、「これまでどのような経験を積んできたか」を自己紹介から知りたいと思っています。

ゼミで学んだアカデミックなことやサークルや課外活動で学んだことでも、経験や学びがあることなら何でもいいでしょう。後ほど質問されることも考慮し、「自分が自信を持って話せる話題」を選ぶことをおすすめします。

 

3.専門としていること

 
大学での学びの次は、学校で専門的に勉強したことを話しましょう。

「経営学を専門としています」「情報科学を専門としています」といった情報が、自己紹介後のコミュニケーションにつながります。

専門としていることを深堀りされる可能性があるので、具体的に学んだ内容を言えるようにしておくことをおすすめします。

 

4.志望企業にどんな魅力を感じているか

自己紹介では、志望企業のどこに魅力を感じて面接を受けに来たのか、簡潔に述べる必要があります。

面接官は「この人はなぜうちの会社で働きたいのか」という疑問を、面接を通して理解したいと考えています。自己紹介では志望動機の一部として簡単に触れ、後の質疑応答で細かく回答できるようにしておきましょう。

 

5.面接を有利に進めるためのフック

 
自己紹介を単なる「自分の経歴を伝える場」と捉えるのではなく、「自己紹介=面接官に質問してもらうためのフック」であると考えましょう。

面接書類で強調したことや、自己PRのきっかけとなる情報を自己紹介の最後に付け加えることで、アピールしたい点についての質問を促せます。

面接官が詳細を質問したくなるように、「課題の分析と改善を繰り返した結果」のような最後の一言を工夫することをおすすめします。

自己紹介は簡潔に、質問させたい点は先が気になるようあらすじのみを伝えましょう。

 

必要要素を取り入れた自己紹介の例文

5つの要素を取り入れた、就活生の自己紹介例文を以下でご紹介します。
 
こんにちは。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の4年生の山田太郎と申します。

大学では、地元企業と協力して地産地消を促す広告を作る経験をしました。

家事に仕事に忙しい主婦の心をつかむような商品の企画が得意です。

御社の商品は海外規模のグローバル市場で広く流通しており、自分もそんな商品の企画に携わりたいと思い志望しました。

本日は、どうぞよろしくお願い致します。

このように思わず深掘りしたくなるような、フックとなる表現を入れると面接官の興味を引けるはずです。

 

就活の面接での自己紹介で注意しておきたい3つのポイント!

以下では、実際に面接で自己紹介をする際に注意しておきたい3つのポイントを紹介します。

面接の注意点を押さえて、好印象を残せる自己紹介を作りましょう。

 

自己紹介の注意ポイント1.自己紹介の時間配分は「1分間」が目安

【転職・就活で必ず役立つ】面接の「自己紹介」で成功を掴む方法を徹底解説! 3番目の画像

「自己紹介をお願いします」と面接官に言われたら、1分間を目安に自己紹介を行なうよう心がけましょう。

1分間で話せる内容は「250文字から300文字程度」です。自己紹介を考える際の文字数として参考にしてください。

「30秒で自己紹介をお願いします」と時間指定があった場合、30秒指定なら半分の内容に自己紹介を要約し、2分なら2倍の内容に膨らませる必要があります。

時間指定のある自己紹介を面接本番で求められても焦らないよう、あらゆる時間設定で面接練習しておくといいでしょう。

 

自己紹介の注意ポイント2.自己紹介で面接の流れが変わる! 第一印象を大切に

ベストセラーを記録した『人は見た目が9割』の「第一印象の影響が絶大だ」という主張は、就職活動にも当てはまります。

人は初対面の人間の第一印象を5分ほどで決めてしまいます。つまり、面接の最初に行われることが多い「自己紹介」は、面接官に与える印象を大きく左右します。

自己紹介を成功させるために、自己紹介の内容だけでなく、自然な笑顔と明るい表情、ハキハキした喋り方、面接官とのアイコンタクトを意識するようにしましょう。

このような話しているときの印象は、自分が思っているものと、他人から客観的に見たときには異なっているケースが多いです。友達や家族相手に練習して、改善点を教えてもらったり、録画して確認してみたりすることがおすすめです。

 

自己紹介の注意ポイント3.書類と面接内容の矛盾はNG

自己紹介で話す内容は、エントリーシートや履歴書に記載した内容と矛盾しないようにしましょう。

面接官は応募者から提出された書類に目を通し、掘り下げたい内容について事前に目星をつけていることが多いです。自己紹介で話した内容と書類の記載内容に矛盾があると「信頼性」や「説得力」に欠けてしまうため、注意が必要です。

書類と面接内容の矛盾を避けるためにも、面接前に書類に記載した内容の確認を行なう習慣をつけておくことをおすすめします。

しっかりと回答できるように面接の練習をしておくことだけではなく、企業に提出した書類はコピーを取ったりデータを保存しておいたりすることも忘れてはいけません。



番外編:外資系企業の面接は「自信」がポイント!

【転職・就活で必ず役立つ】面接の「自己紹介」で成功を掴む方法を徹底解説! 4番目の画像

外資系企業が面接で重要視する部分は、日系企業が面接で重要視する部分とは異なる点が多い傾向があります。

以下では、外資系企業を狙っている就活生に向けて、番外編として外資系企業の面接での評価ポイントをご紹介します。

 

外資系企業は面接で「即戦力」かどうかを評価する

実力主義が根強い外資系企業が求めているのは「即戦力」の人材です。

そのため、「自分は即戦力として役に立てる」という点に重きをおいて自己紹介を行なうよう心がけましょう。

一口に「外資系企業」といっても、会社が持っている雰囲気やカルチャーはそれぞれ異なります。即戦力アピールを基本としつつ、応募先の会社がどんな人材を求めていて、実際どんな人が働いているのかをよく企業研究してから面接に臨むことが大切です。

 

英語の面接は「結論ファースト」を意識せよ

外資系企業は英語で面接が行われることも多いです。その際は、自己紹介から最後まで「結論ファースト」を意識するように心がけましょう。

以下に、外資系企業の転職面接を想定した英文での自己紹介例を記載します。あくまで一例ではありますが、「結論ファースト」を意識した自己紹介がどのようなものであるか、この機会に確認しておいてみてはいかがでしょうか。

 

【自己紹介例文】外資系企業相手に英語で自己紹介をする場合

 
<英語>

I worked as a buyer of a Japanese supermarket chain when I was a internship student.

I have visited many countries in Europe, such as Italia, Germany, Switzerland, and so on.

My job is to search for delicious foods in Europe, making it possible to provide them to our customers.

I have a lot of confidence in my negotiation skill.

This is because I have experience of negotiating with many long-established makers in Europe though I was a internship student.

Up until today, I have made a lot of deals to import many European companies' products, as low-price as possible, to sell them at our companies' supermarkets.

I am certain that my negotiation skill will contribute to your company’s future success, and thus decided to take this opportunity today. Thank you.
 

<日本語訳>

私はインターンシップ生として日本のスーパーマーケットチェーンのバイヤーとして働いていました。

イタリアやドイツ、スイスなど、ヨーロッパのたくさんの国に赴きました。

私の仕事はヨーロッパの美味しい食べ物を探し、それらをお客様に提供することです。

私は自分の交渉スキルについて自信があります。なぜなら、インターンシップ生でありながら、これまでに多くの老舗メーカーを相手に多くの交渉を経験してきたからです。

私は、彼らの商品をできるだけ安く輸入して、自社の店舗で販売する取引を成立させてきました。

私の交渉力は御社のビジネスに役立つと自負していますので、御社で働きたいと考えます。よろしくお願いします。

 

もっと面接対策をしたい!人気の就職エージェントと就活の面接対策におすすめ本

自己紹介をはじめ、面接を成功させるためには可能な限り事前準備を行っておきたいと思っている人も多いでしょう。

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面接の対策本を読んでみよう! おすすめの一冊を紹介

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就活の面接本番でスムーズに自己紹介できるよう、声に出して練習しよう

本記事のまとめ
  • 自己紹介と自己PRを混合しない
  • 面接を有利に進めるために、面接官が気になりそうな内容のあらすじを話す
  • ESや履歴書に記載した内容と面接内容が矛盾しないようにする

本記事では、就活における自己紹介のポイントや、おすすめの面接本などをご紹介しました。

第一印象やその後の流れを左右する「自己紹介」は、採用面接におけるキーポイントだといえます。

本記事を参考に、走り出しの自己紹介で転んでしまわないよう適切な対策と準備を行い自信をもって面接本番に臨んでみてはいかがでしょうか。

 

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