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面接に臨む転職者が持つべき基本となる心がまえ

Tobayashi

2014/02/11(最終更新日:2014/02/11)


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 転職者が面接で失敗するケースをリサーチすると、「初心」の欠如が原因となるケースが少なくありません。「初心」とは、一体何なのでしょう。

転職者はどんな心がまえで面接に臨むべきで、どうすれば面接官に好感を持たれ、良い結果を手にすることができるのでしょうか。ここでは、ダメな転職者の例と、面接に臨むときの基本的な心がまえについて説明していきます。

ダメな転職者の面接とは

 転職者は、仕事のキャリアだけでなく、多くの人生経験も積んできている人がほとんどです。特に40代以降での転職となれば、人生観もある程度完成されていますから、人間としての自信のようなものも身についているでしょう。実生活において、それはメリットとして活かされます。けれど、就職面接となるとそうはいきません。その経験や自信がマイナスに働くことも少なくないのです。

 ダメな転職者の具体例をあげましょう。まず、服装と身だしなみですが、だらしない服装で面接に臨むという人はまずありません。しかし、ネクタイの結び目がきちんとしていなかったり、スーツの前ボタンを嵌め忘れていたり、靴が汚れていたり、髪がきれに整えられていなかったり、というケースが意外に多く見受けられるのです。

 次に態度や話し方です。妙になれなれしい態度で、まるで友人と話しているような話し方をする転職者の例も少なくありません。姿勢が悪く、イスに深く座って背をもたれたり、逆に猫背だったりという、新卒者では考えられないこともあります。特に要注意なのが、面接官が自分よりも年下の場合です。高齢での転職だと、自分の子どものような若い面接官が対応することもあるでしょう。そうすると、どうしてもなれなれしい話し方をしてしまいがちなのです。これでは「不採用」となってしまってもやむを得ません。

お手本にすべきは「昔の自分」

 こうしたダメな転職者にならないためには「初心」を持つことが大切です。それは、新卒で就職活動をしたときの「初心」、あの緊張感が面接の基本なのです。自分がどんな気持ちで就活をし、企業の面接に臨んだかを思い出して下さい。多くの人にとってそれは、人生の中でもかなり強い記憶になっているはずです。それほどのモチベーションを持って面接に臨んだからこそ、いくつになっても記憶が鮮明なのだと言っていいでしょう。

 服装、身だしなみ、姿勢、話し方、しぐさなど、基本的なマナーのすべてに細心の注意を払い、時には自宅で練習もしたのではなかったでしょうか。その時の気持ちや、持っていた基本的心がまえを取り戻すこと、それが転職を成功させる大きなカギです。

 基本的な心がまえさえしっかりしていれば、態度や話し方は、自然ときちんとしたものになります。ただ、さらに注意しなければならないのが、面接の後半です。せっかく「初心」を意識して面接に臨んでも、話が進むうちについ気がゆるんでしまい、失礼な話し方になってしまうこともあります。ですから「その会社の玄関を出るまでが面接」と肝に銘じ、最後まで緊張感を持ち続けてください。

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