1. 都知事選候補 家入氏のネット選挙戦略から学ぶ、人を巻き込んでいく方法

都知事選候補 家入氏のネット選挙戦略から学ぶ、人を巻き込んでいく方法


 企業やサービスって、実はある1人の想いから始まっていたりします。しかし1人だけがその想いを実現するために動いても、簡単に会社は作れませんしサービスも生み出せません。どれだけ人を巻き込めるかどうか、が重要になってきます。

 では一体どのようにして人を巻き込むのか。そのヒントが今回の都知事選に隠れているような気がしてなりません!インターネット活用が許された、初めての選挙。これをフルに活用し他候補のように知名度も高くなく街頭に出ていないにも関わらず、勝手連に2400人もの人が参加し選挙事務所に次々に人が訪れている候補がいます。家入一真氏です。なぜこんなにも家入氏は、彼は人を巻き込めるのでしょうか?

「みんなで考えよう」と呼びかける

 政策は、政治家が考えるのが普通。それが従来のイメージですが、本来は市民の意見を反映させたものであるべきではないでしょうか?そんな声に反応し「みんなで政策を考えよう」と呼びかけたのです。twitterで「#ぼくらの政策」を検索してみてください。1月30日の時点で、20000件を超える政策案が集まっているんです。東京都に感じることを素直に吐露できますし、匿名性も高いため気軽に呟くことが出来ます。また様々な人の目に晒されやすいので、家入氏を知らなくてもツイートに興味を持った人が「私もやってみようかな?」となりやすいのではないでしょうか?

 このように多くの人が「なんでなんだろう?」と思っていることを全員で考えようと呼びかけることで全員が当事者意識を持ちますし「参加しなければ!」という衝動に駆られるのです。

楽しくないと決めつけられているものを楽しいものに

 街頭の選挙活動を行わないのが、家入氏が最初に宣言した方針。「じゃあ、普段で行われていることをネット上で行ってみよう」という流れで、現在話題になっているのが「#家入ウグイス嬢」です。選挙カーに乗って候補者への支援を呼びかけている女性が、ウグイス嬢。彼女たちが言うであろうセリフを先ほどのハッシュタグをつけて、ツイートするのです。彼女たちが家入氏のポスターを持った姿が1枚の画像にまとめられたり、宣伝文句がNEVERまとめになったりと注目を浴びてきています。他にも選挙活動の中でかなり重労働であるポスター貼りは「#家入ポスター貼ってるってよ」、家入氏のコスプレをして認知度を上げる「#同時多発家入」などもあります。

 これらのように従来の選挙で行われてきた当たり前なことをインターネットを通すことで「なんか楽しそう」と意識を変化させたのです。マイナスなイメージのものはどうしても毛嫌いされますし、進んで参加しようとする人は少ないのではないでしょうか?ですが、発想を転換し「なんか楽しそう」という雰囲気を作り出すことで気軽に参加出来そうと感じさせることが出来ていると言えるでしょう

さいごに

 家入氏のように「しんどそう、めんどくさそう…」などと負のイメージを感じていることを丁寧に拾い上げていき、それを自分だけでどうにかするのではなく 「みんなで考えよう」と投げかけていくのです。しかも 「楽しく」をキーワードに。これだけで「参加しない」から「参加してもいいかも」とプラスの方へと意識が変化していくのではないでしょうか?軽い感じで周りの人にポンポンと投げていく。そして自分自身が一番楽しみながら、周りを巻き込んで「楽しい空気」を作っていく。これが 「人を巻き込む」上で大切なことなのではないでしょうか?『全員に意見を求める』『楽しむ仕組みを作る』をキーワードに、一度自分のプロジェクトを見直してみてください。

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