1. 「寸志」の意味とは? 正しい寸志の渡し方・封筒の書き方を解説【歓迎会マナー】

「寸志」の意味とは? 正しい寸志の渡し方・封筒の書き方を解説【歓迎会マナー】

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 社会人になると、歓迎会などで「寸志」を渡す場面もあるだろう。

 若手ビジネスパーソンの中にとっては馴染みのない言葉のため、その意味や使い方などがわからないという人もいるのではないだろうか?

 そこで今回は「寸志」の意味や金額、封筒などの書き方マナーなどを説明していきたい。

「寸志」の意味とは

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寸志とは「心ばかりの贈り物」という意味

  「寸志」という言葉は、「心ばかりの贈り物」という意味である。

 「寸志」とは自分からの贈りものをへりくだって表現した言葉であり、歓迎会を開いてもらった感謝の気持ちや、会費の足しという意味で渡している。

 現在では寸志の文化がない会社もあるが、日本の昔からある風習としてぜひ知っておきたいところだ。

「寸志」を使うときに注意したい言葉遣いのマナー

  「寸志」という言葉は、目下の人から目上の人に対して使うことは失礼とされている。

 間違っても上司や目上の人への贈り物などには、「寸志」と書かないように気をつけよう。

 寸志と似た意味で、目上の人に対して使う言葉としては「謝儀」や「御礼」、「ご挨拶」や「松の葉」などがある。

目上の人へ贈り物を渡すときに使える!「寸志」と似た意味の言葉4つ

  • 「謝儀」
  • 「御礼」
  • 「ご挨拶」
  • 「松の葉」(※松の葉に包む程度にわずか、という意味)

 また、寸志を目上の人から受け取った場合、相手にお礼を伝えるときには「お志(おこころざし)」や「ご厚意」といった言葉を用いてほしい。

 寸志に限らずに贈り物をする際には、それぞれのシーンや立場に合った言葉遣いを心がける必要があるのだ。

歓迎会に出席する人が覚えておきたい「寸志のマナー」

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歓迎会での寸志マナー①:主役も寸志を出すことがある

 歓迎会に招く側は、当然ながら歓迎会の会費を払うことになる。一方で、歓迎される“主役”も、寸志という形でお金を払う場合があるのだ。

 しかし、新入社員が主役の歓迎会では寸志を出さない。また、異動してきた人の歓迎会も、主役が寸志を出すか否かは会社や役職によって異なる。

 歓迎会の主役が複数人いる場合も、寸志を包むのかどうかがわかりにくい。寸志を包むかわからない場合は、幹事や同じ立場の人に寸志を包むかどうか聞いてみよう。

歓迎会での寸志マナー②:歓迎会での寸志の相場は5,000円〜10,000円

  歓迎会に向けて寸志を準備しようとしたとき、いくらぐらい包むべきか?ということで悩むだろう。

 寸志の相場は「5,000円〜10,000円」くらいである。会費と同額程度か、それよりも少し多めに寸志として払うケースが多い。

 下の立場の場合、高額な寸志を用意する必要はないため、“会費程度の金額”と考えよう。

寸志の表書き・宛名書きの正しい書き方とは?

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寸志の表書き・宛名書きの書き方①:筆ペンの色は「濃墨」のものを選ぶ

 「寸志」を書く場合は、筆か筆ペンで書く事が一般的だ。

 歓迎会等のお祝いごとでは濃墨で書き、弔事の場合には薄墨で書くことがマナーである。

 そのため、寸志の表書きをする際の筆ペンの色は「濃墨」のものをチョイスしてほしい。

寸志の表書き・宛名書きの書き方②:水引の上の中央に「寸志」と書く

 のし袋を用意したら、寸志の表書きから始めよう。

 目上の人から目下の人へと渡す場合水引の上の中央に「寸志」と記す。

 目上の人への献辞には、中央に「松の葉」「謹呈」などの言葉を添よう。

 先も述べたように「寸志」は目上の人向けの言葉ではないということをしっかり覚えておいてほしい。

寸志の表書き・宛名書きの書き方③:会社名や氏名を真ん中に書く

  のし紙に名前を書くときは毛筆や筆ペン、フェルトペンの太字のものを使用する。

【寸志の表書き】宛名の書き方

  • 宛名「個人名のみ」:水引の下部の真ん中に個人名を記す
  • 宛名「個人名+肩書」:真ん中に個人名、その右上に小さく肩書を記す
  • 宛名「会社名+個人名」:真ん中に個人名、その右上に会社名を記す
  • 宛名「会社名のみ」:水引の下部の真ん中に会社名を記す

 会社名が長い場合は、「会社名だけが真ん中にくる」ような書き方をするといいだろう。

 会社名の右上に小さく株式会社を入れるとバランスが良くなる。


歓迎会・送迎会の寸志を包む封筒とは?

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歓送迎会で使われる寸志の封筒は「花結びののし袋」or「赤棒のし袋」

 一般的に、寸志を包む封筒は「花結びののし袋」とされている。もう少しランクを落とすなら「赤棒のし袋」の封筒でも可だ。

 おめでたいことで寸志を渡す場合は、「花結びののし袋」を使用するのが最適だろう。

 最近では「寸志」の文字が入った封筒も販売されている。表書きを書く余裕がない場合は、文字入りの封筒を活用してみるのもいいだろう。

仕事関係の歓送迎会における寸志は「白い封筒」を用いる場合もある

 寸志を包む際には「花結びののし袋」「赤棒のし袋」を用いると述べたが、仕事関係の歓送迎会では「白い封筒」に表書きをして寸志を渡す場合もある。

 何故なら仕事関係で催される歓迎会においては、冠婚葬祭のような厳粛な決まりごとがないからだ。

 「花結びののし袋」や「赤棒のし袋」が見つからないようであれば、白い封筒を使って寸志を包もう。

歓送迎会での「寸志」の渡し方

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 寸志の封筒や書き方のマナーについて理解してもらえただろうか。寸志を用意し終えたら、あとは寸志を幹事に渡すだけである。

 以下からは、どのタイミングで「寸志」を渡すべきか?という疑問に答えていきたい。

歓送迎会「前」に寸志を幹事に渡す

 寸志を包む社風がある場合、歓送迎会が始まる前に幹事へ寸志を渡すのがスムーズな流れだろう。

 寸志の金額が多い場合は、歓送迎会よりも前の日に幹事へ渡すケースもあるようだが、歓送迎会の開始前に渡すのが寸志を渡す一般的なタイミングであると覚えておこう。


 社会人の歓迎会に付き物である寸志。学生には馴染みのない言葉だが、社会に出ると「寸志」を包むこともあれば、もらうこともあるだろう。

 本記事を参考に、相手のことを想った適切な寸志の渡し方をして、新人たちに気持ちよく歓迎会を過ごしてもらってほしい。

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