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見ただけで内容を理解できる!美しいプレゼンスライドの作り方

Shingo Hirono

2014/02/04(最終更新日:2014/02/04)


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 会社に勤めていると、あるいは大学でゼミを受講していると、1年に何回かはプレゼンをする機会がまわってきます。もちろん、営業の人などは毎日プレゼンをするという人もいることでしょう。プレゼンは大抵の場合、自分を知らない人に対して自分の成果や能力を紹介するために行われます。

 その出来は、自分自身の印象を左右すると言え、人によっては聞いたプレゼンで値踏みをする人もいることでしょう。いいプレゼンには、美しいスライド、すなわち見ただけで理解できるスライドと、自信にあふれた明瞭な語り口が必要です。今回は、この美しいスライドについて説明します。

美しいスライド作成のための具体的なルール

 美しいスライドにはいくつかの特徴があります。最初に具体的で、これだけは押さえたほうがいいポイントを説明します。まず、文字の大きさは20pt以上はなくてはいけません。学会発表のような場合は会場が非常に広いことがあります。そのような場所の一番後ろの席であっても見ることの出来る原価のサイズが20ptです。

 また、使う色はある色で原色を用いたならば、他の色も原色にします。MicroSoftOfficePowerPointのデフォルトの色は人間工学的な見易さの観点からパステルカラーのようになっておりますが、あの中の色から選んだ場合は自分で色を作ったりせず、選択肢の中から選ぶのがベターでしょう。それから、図形は当然、そろって配置されている必要があります。縦に並んだ図形はきっちりと端がそろえられており、また並んだ図形は等間隔に並んでいるのが美しさを感じさせる小さな秘訣です。まれに、知らない人がいますが、OfficePowerPointには図形の整列タブの中に「左右に整列」「上下に整列」と言う機能があります。これを用いれば、簡単に等間隔に並べることが出来ます。

1スライドに入れる情報量について

 次に1つのスライドに入れるべき情報量について説明します。分野にもよるところはありますが、1つのスライドには、1まとまりの事実を入れるべきであると考えます。分野によると言ったのは、例えば物理系の学会などに行くと1スライドにものすごい量のグラフが載っているスライドを目にするのですが、これは、物理においては、1つの事実を述べるために沢山の細かいデータが必要であり、そのためにスライドに沢山のグラフ、すなわち情報量を詰め込む必要があるためです。

 一見分野外の人にとってはわかりにくいのですが、分かる人にとっては一番わかりやすいのです。逆の例としては情報系の学会があげられます。情報系の場合はスライドの情報量は非常に少なくなるのですが、これはこの分野が、検証を前提として成立しておらず、沢山のデータが必要とされていないためであると言えます。情報系の内容について説明する場合は1スライドあたりの情報量はすくなくなりますが、これは1事実において必要な情報量がそもそも少ないためなのです。


 
 今回は、美しいスライドをどう作るかについて、書式と情報量から説明しました。プレゼンは、コミュニケーション的であると同時に授業的でもあります。教えるのが基本なのですが、対面の対話的な面もあり、拙さが相手に逆に強い印象を与えたりということもあるのです。ですので、最後の最後までベストな準備をし、最後はよりよいコミュニケーションをするという気持ちで臨むのが秘訣なのではないしょうか。

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