1. 取引先の人物宛てに祝電を打つときのマナー

取引先の人物宛てに祝電を打つときのマナー

by Lordcolus
 仕事の取引先の人物に宛てて打つ祝電の基本的なマナーについて、3つのシーンに分けて紹介しましょう。もちろんこれ以外にも、さまざまなシーンで祝電を打つ機会があるかと思いますが、この3例を参考にすれば、マナー違反の祝電にはならないはずです。

 なお、すべてのシーンに共通しているマナーは、「スピード」です。慶事の報を耳目にしたら、できるだけすみやかに電報依頼をすること。先方はおそらく同じような祝電を各方面から受けるはず。「どこよりも早く祝意を表する」というのが、取引先への祝電の最優先のマナーと言っていいでしょう。

受賞されたとき

 取引先の方が仕事関係で何かの賞を受賞する、というケースです。長年の仕事の功績が認められ、国からの褒章を受けるという場合もあるでしょう。これは御当人にとって、人生でそう幾たびもない大きな慶事と考えられます。
 
 ですから、その賞の大小に関わらず、最大限の祝意を、きちんとした「型」を踏まえて表するのがマナーです。「型」の具体例については、インターネットのサイトなどを参考にしてください。いわゆる「ひな型」がありますから、それに基いて、電文を作ればまちがいがありません。「あえて型どおりにする」というのが、こうしたシーンでの基本的マナーです。
 
 ただし、結婚などと違い、受賞は何度もくりかえしていただきたい慶事。ですから、型に基いた電文の最後にもう一度、祝意を重ねてくりかえすと、より誠意が強く感じられる電報になるはずです。

栄転、定年退職

 これは先方にとっては、人生の節目となる慶事です。基本的には前項同様、「型」を踏まえた電文ということになります。ただ、「型」だけでは表しきれない「思い」が、送る方にあってしかるべきでしょう。

 それはつまり、「これまでお世話になったことへの感謝の気持ち」です。定年退職のケースはいわずもがなですが、栄転の場合も、しばらく直接仕事上の関係がなくなるということが少なくありません。ですから、これまでお世話になったお礼をひとこと、添えるようにするのがマナーです。

 「御栄転、おめでとうございます」というだけの文面と、「御栄転の報に接し、謹んでお祝い申し上げます。重ねて、これまでお世話になりましたこと、心より御礼申し上げます」という文面では、誠意の伝わり方に大きな差があることはあきらかでしょう。

プライベート上の慶事

 取引先の方へ、結婚、出産、新築などプライベートな慶事で祝電を打つこともあります。これらに関しては、前2項より、少しくだけた電文にしたほうが、人間味が表現できます。

 といっても、あくまでも仕事の取引き先に送るのですから、おのずから節度はあります。「ひな型」に習いながら、そのひとことひとことを自分の言葉に置き換えるようにすると、マナーに反しない範囲でオリジナルの電文を作ることができるでしょう。

 これは常識でしょうが、結婚の場合は「くりかえし」はタブー。逆に出産はむしろ好ましい表現方法です。たとえば「ますます」という言葉は結婚ではNG、出産や新築ではOKということになります。

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