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プレゼンで使えるストーリーの例!伝わるストーリーの組み立て方

Takeshi Sugiuchi

2014/02/03(最終更新日:2014/02/03)


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 プレゼンを作成するにあたっては、まずは目的を明確にすることが大切です。もちろんそれだけではなく、聞き手を分析することも重要なことです。その上で必要な情報から資料作りをする必要がありますが、そのためには、ストーリーを作成する必要があります。 

ストーリーを基にデータを集める

 ストーリーとは、自分の結論を言うための話の流れのことです。ストーリーの例として次のようなものがあります。「A事業から撤退する(結論)→市場の見通しがよくない(資料説明)→自社に利益があまりない(分析)」というようなイメージです。ここでは個々のチャートよりストーリーを作成することが大切だということです。身近なデータからチャートを作成する方法も確かにありますが、その結果ストーリーが曖昧になることがあります。ですので、ストーリーを最初に作りこみ、個々のチャートで言いたいことを言うためのデータを集めるという方法が効率的かつ効果的なプレゼン資料になるのです。

 もちろん、情報収集の段階で、ストーリーが成立しないことがわかるのであれば、内容を組みなおす必要がありますが、手当たり次第でデータを収集するよりは断然効率的であるといえるでしょう。

 ストーリーの種類には次のような例があります。例1として「現状(背景、現状の分析)→課題→アクション(解決策、具体的な実行策)」、例2として「背景-結論-理由1-理由2-理由3・・・」、例3として「特徴→利点→利益→証拠」です。ビジネスでは例1のパターンが最もよく使われます。例2のストーリービジネスでよく使われますが、主にメールなどで利用されるパターンです。例3のパターンはテレビなどでよく見かけることがあります。

良いストーリーは聴き手に疑問を残さない

 いずれにしても、良いストーリーというのは聞き手から生じる疑問や興味に対する答えがスムーズに出る内容です。例えば、聞き手があるメッセージAを見て、次はBが出てくるのか?と疑問に感じたときに答えはBというメッセージが出てくると、内容も頭に入りやすいのです。これがCだと聞いているほうは訳がわからない状態となり、聞く気をなくす場合もあります。その為には、聞き手の分析もしっかり行う必要があります。そして伝えるポイントを絞ることです。結論を言うための根拠として必要なものでも、プレゼン対象者がすでに知っていることなどについては、口頭でも簡単に説明するなどして、ポイントを絞ることが重要です。ストーリーが完成したら、いよいよ個々のチャートづくりです。


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