1. チーム内の業務を円滑に進めるためにマネージャーが負うべき役割

チーム内の業務を円滑に進めるためにマネージャーが負うべき役割


by jurvetson
 昨今、チームをいくつも組織してビジネスを進めることは、どんな職場でも普通に見られる光景です。ベーシックなチーム編成は1人のマネージャー、1人のリーダー、複数人のメンバーからなります。業務が高度化、専門化するにつれて、部署内でも分業化が進んでいます。数多くある業務それぞれに最適な人材を社内から集めてチームを編成することにより、業務効率向上を狙うのです。ある特定業務の頭から終わりまで受け持つチーム制は、会社組織内において垂直統合的な組織と言えます。

マネージャーとリーダーでは役割が違う

 マネージャー=リーダーのようなイメージもあるかも知れませんが、役割は明確に異なります。業務内容からメンバーを主導する立場にいるのがリーダーです。メンバーの業務をサポートし、メンバー間の調整を行い、メンバーが従うべきルールを設定します。リーダーはマネージャーとメンバーの間も取り持ち、活躍のフィールドは主にチーム内です。時にはメンバーの一員となって、業務を遂行します。リーダーの視線は常にチーム内部に向けられていると言えます。

 それに対して、マネージャーの役割の半分は体外的なものです。リーダーを通じてチーム全体を維持・運営する傍ら、チーム外の組織との連絡を行うのが役割です。その役割はチームの予算取りにまで及びます。部課長などとの予算折衝や、メンバーの手配や配置転換などにも関わります。時にはチームメンバーに対して総務的な立場で接することもあります。マネージャーはチームを維持する砦とも言えます。

マネージャーはメンバーのパワーアップ版ではない

 最も誤解されやすい事は、マネージャーはリーダーやメンバーのパワーアップ版であるという誤解です。これまで読んで頂ければ分かる通り、リーダーやメンバーとマネージャーの役割はまったく異なります。メンバーは自分の行う業務に対して責任を負う立場であります。その責任の及ぶ範囲は、自分一人の成果物であり、成果物を直接的に提供したチーム内のメンバーに対してのみです。

 リーダーはメンバーが行った業務、及び自分の行う業務に対して責任を負います。メンバーの失敗はリーダーの責任でもあるわけです。ですから、リーダーはメンバーの失敗を減らそうというモチベーションを持ち得ます。


 マネージャーはチーム全体に対して責任を負います。チームの成果物の品質に責任を持ち、成果物が社外で利用されれば社外に対しても責任の一端を負います。マネージャーは社外に対しても責任を負っているわけです。また、チームに対して責任を持つということは、チームを存続させる責任もあるわけです。チーム全体で成果を上げることにより、予算を取ってきてチームメンバーを養うという役割があるわけです。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する