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新年の挨拶用の「謹賀新年名刺」とは?使い方や賀詞の入れ方、いつまで使うのか基礎知識を紹介

椿龍之介

2019/12/24(最終更新日:2021/11/30)


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【新年の挨拶回り】「謹賀新年」入り名刺の使い方マナー 1番目の画像

新年の挨拶回りをするときに使用される「謹賀新年名刺」。一年の中で僅かな期間しか使用しないため、詳細を知っている人は少ないのではないでしょうか。

本記事では新年の挨拶まわりまでに知っておきたい「謹賀新年」入りの名刺の正しい使い方のマナーや賀詞の例をご紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 謹賀新年名刺の使い方
  • 謹賀新年名刺にはんこやスタンプで賀詞を入れるときのポイント
  • 謹賀新年名刺に入れたい賀詞の例

賀詞が入った「謹賀新年名刺」とは?

【新年の挨拶回り】「謹賀新年」入り名刺の使い方マナー 2番目の画像

謹賀新年名刺」の存在をあまり知らない人もいるのではないでしょうか。

謹賀新年名刺とは、印刷やスタンプなどで新年の挨拶である「賀詞」が印刷されている名刺のことをいいます。

「謹賀新年」とは新年の挨拶である「賀詞」のひとつで、他にも「恭賀新年」「敬頌新禧」などの賀詞があります。

謹賀新年名刺を作るときは、好きな賀詞を使って、自分の個性を表してみるのも一案ですね。
 

謹賀新年名刺の使い方

多くの取引先に挨拶回りをする営業職にとって、謹賀新年名刺は大切な存在です。

謹賀新年名刺は、お正月中にあった人に渡すように思われがちですが、実は会った人に配るものではないことをご存知でしょうか。

「謹賀新年」「恭賀新年」などの賀詞が入った名刺は、新年の挨拶回りで担当者が不在だった場合に置いていくものです。

名刺に「謹賀新年」という文字を入れることで、担当者が不在であったとしても新年の挨拶に来たということがひと目でわかります。

 

謹賀新年名刺にはんこやスタンプで賀詞を入れるのはOK?

「謹賀新年名刺を持っていない……」という人もいるのではないでしょうか。

以下では、はんこやスタンプで、名刺に賀詞を入れてもいいかどうかについて詳しくご紹介します。

 

新年の挨拶回りのときにはスタンプをしてもOK

謹賀新年名刺には、名刺に「謹賀新年」とプリントされたものもあれば、はんこやスタンプで「謹賀新年」などの新年の挨拶が文字入れされている名刺もあります。

「はんこやスタンプで文字を入れをした名刺はマナー違反ではないか?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

普段の名刺にスタンプや判子で装飾することはマナー違反となりますが、新年の挨拶まわりをする場合においては、スタンプで挨拶文を文字入れすることはマナー違反とはされていません。

少ない枚数しか使わない場合、わざわざ印刷するのはコストがかかりすぎてしまうため、はんこやスタンプで簡単にできるのは嬉しいですね。ただし、名刺を判子やスタンプで装飾してもいいのは新年の挨拶回りのみであることを覚えておくようにしましょう。

 

賀詞を入れる位置に決まりは特にない

「謹賀新年」のはんこを押す位置は、具体的に決まっているわけではありません。

はんこで「謹賀新年」と記す際には、自分の名刺の余白にバランスよく押すことを心がけましょう。

はんこを押すのを失敗して、かすれたりインクが付いてしまったりした謹賀新年名刺を渡すのはマナー違反です。インクが乾いていないときに名刺を重ねてしまうと、インクがかすれて汚れてしまう可能性も高いので要注意です。

そのため、直前になってはんこを押すのではなく、インクが乾いた状態で渡せるように予め準備をしておきましょう。

 

用意する時間がある場合は印刷するのがおすすめ

まだ年越しまで時間がある場合は、はんこではなく印刷された謹賀新年名刺を作るのも一案です。

謹賀新年名刺を作るためのコストや時間がかかってしまいますが、相手に自分の印象が残りやすくなったり「細かな気遣いができる人」という印象を与えられたりするでしょう。

謹賀新年名刺を作る際には、年明けまでに確実に手に入るように少なくとも11月には準備を始めることをおすすめします。
 

謹賀新年名刺に入れたい賀詞の例

【新年の挨拶回り】「謹賀新年」入り名刺の使い方マナー 3番目の画像

謹賀新年名刺に入れるべき「賀詞」に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

賀詞には「寿」「賀正」などの1文字や2文字の賀詞がありますが、目上の人には「4文字」の賀詞がふさわしいとされています

いろいろな人に渡す可能性がある名刺だからこそ、4文字の賀詞を入れるほうが無難でしょう。

以下では、謹賀新年名刺におすすめの賀詞の例をご紹介します。よく知られた賀詞や、一風変わった賀詞など好きな賀詞を選んでみてはいかがでしょうか。

謹賀新年名刺におすすめの賀詞の例
  • 謹賀新年(きんがしんねん)
  • 謹賀新春(きんがしんしゅん)
  • 恭賀新年(きょうがしんねん)
  • 恭賀新春(きょうがしんしゅん)
  • 敬頌新禧(けいしょうしん)

「謹」は「謹んで(つつしんで)」という意味を持ち、「恭」は「うやうやしく」という意味があります。

 

謹賀新年名刺を使う時期はいつまで?

「謹賀新年」入りの名刺は、使う期限がある程度決まっています。

たとえ「謹賀新年」入りの名刺が余ってしまっても、期限を過ぎたら使うのは控えましょう。

「謹賀新年」入りの名刺を使っていい時期は、一般的には松の内である「1月7日まで」といわれています。

しかし、地域や企業によっては小正月が「1月15日まで」などと、期限はまちまちです。わからない場合は、職場の先輩や上司に聞いておくのが無難です。

 

新年の挨拶周りには謹賀新年名刺を準備しよう

本記事のまとめ
  • 謹賀新年名刺とは、新年の挨拶が印刷された名刺のこと
  • はんこやスタンプでいつもの名刺に賀詞を入れても問題ない
  • 謹賀新年名刺の使用期間には気をつける

本記事では、謹賀新年名刺の使い方や使用期間などについて詳しくご紹介しました。

新年の挨拶の気持ちが詰まっている謹賀新年名刺をもらえると、取引相手も喜ばしい気持ちになるでしょう。

本記事を参考に謹賀新年名刺を準備して、取引先との関係性を深めてみてはいかがでしょうか。
 

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