1. 日本企業がグローバルでも勝ち抜いていけるブランドの作り方

日本企業がグローバルでも勝ち抜いていけるブランドの作り方


 日本企業のグローバル化が進んでいます。そんな中、自社のブランドをグローバル化させたいと狙う日本企業は増えています。それでは、グローバルでも勝ち抜いて行けるブラインドを作るにはどんなポイントを抑えていけばよいのでしょうか?ここでは、日本企業がグローバルでも勝ち抜いていけるブランドの作り方のヒントをお伝えしていきたいと思います。

2013年日本のグローバルブランドランキングTop30

 2013年日本のグローバルブランドランキングTop30は以下のような順位となっています。

1. Toyotaトヨタ
2. Hondaホンダ
3. Canonキヤノン
4. Sonyソニー
5. Nintendo任天堂
6. Panasonicパナソニック
7. Nissan日産
8. Lexusレクサス
9. Toshiba東芝
10. Nikonニコン
11. Komatsuコマツ
12. Shiseido資生堂
13. Bridgestoneブリヂストン
14. Suzukiスズキ
15. Ricohリコー
16. Daikinダイキン
17. MitsubishiElectric三菱電機
18. Asicsアシックス
19. Sharpシャープ
20. Hitachi日立
21. Unicharmユニ・チャーム
22. Fujitsu富士通
23. Subaruスバル
24. Yamahaヤマハ
25. Nomura野村(金融)
26. Shimanoシマノ
27. KonicaMinoltaコニカミノルタ
28. Ajinomoto味の素
29. Mazdaマツダ
30. Kikkomanキッコーマン

 もはや世界ブランドとなった日本車企業や、その技術が世界でも認められている家電企業が名を連ねる中、近年急速にそのブランド力を世界的に伸ばしてきている、注目すべきブランドが18位のアシックスです。アシックスのグローバルにおけるブランド戦略からは、この先自社のブランドをグローバル化させたいと狙う日本企業が学べるポイントがいくつか存在するのです。

アシックスに学ぶ、日本企業がグローバルでも勝ち抜いていけるブランドの作り方のヒントとは?

あえて現地のトップに日本人を送り込まない

 アシックス本社は世界各地のグループ企業の採用や人材育成を統括していないといいます。販売やマーケティングが主体の海外ビジネスでは、現地法人に任せて事業拡大に必要な人材を集める体制を取っているのです。現地の人材が中心となって組織を作り上げ、経営する、という手法を取り入れているアシックスは、そこへ上層部だけ日本人を配置するという管理体制を取ることはしていません。

 そこから学べることは、現地での販売やマーケティングの手法というは現地の人のほうが絶対的に長けており、日本人がそこへ行き一からマーケティングを試行錯誤するよりも、その地域を知り尽くしている、現地採用した社員に全て任せたほうが上手くいく、という考え方です。さらに、企業のプライドをかけて現地のトップに日本人を送り込んでしまえば、現地採用社員の能力をつぶしてしまいかねない、あえて現地のトップに日本人を送り込まない、という選択が吉と出たのです。

地域ごとの個別のマーケティング戦略は現地に任せて、世界全体での戦略は日本の本社が統括するのがアシックスが考える管理体制

 上記のように、地域ごとのマーケティングは現地を知り尽くしている現地採用社員に全てを託しているアシックス。しかし日本企業という存在をしっかりとそのブランドの中に残せているのは、世界全体におけるブランドの方向性・ブランドの立ち位置などの根本的な部分はしっかりと日本の本社が統括して行っている、という部分なのです。

日本企業ではあるが、人材は日本人にはこだわらない

 日本企業は日本人の手で作っていかなければならない、というような意識はアシックスには全くないのです。

「求められる役割を果たせる人であれば、日本人である必要はなく国籍は一切問わない。2月時点で本社には日本以外の国籍の社員が9カ国・地域18人いる。外国人だけを積極的に登用する狙いはなかったが、IT(情報技術)関連に専門性を持つ人材を探したら、おのずと外国人社員が増えた(2012年4月時点)」

出典:アシックス常務 佐野俊之氏 - 日経のコンテンツから:転職インサイト ...
 とアシックス常務の佐野俊之氏は語っています。

まとめ

 急速に世界シェアを実現してきたアシックスのグローバル戦略から学べるヒントは、

・現地のマーケティングは現地を知り尽くしたプロに任せる
・ブランドが世界に浸透しても、日本企業のプライド・存在感をしっかりとブランドに残すために、商品を生み出す元の部分は本社で統括している
・日本人にこだわらず、求める人材を採用する

 ということなのです。また、アシックス自体もグローバル展開をしていくヒントとして、先駆者である日本の企業ブランドの手法や給料形態など、様々な例を学びとしているのです。そのように、先駆者たちの手法の中から学べることはたくさんあるのです。

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