1. 部下が「うつ病」になってしまった際の適切な対応方法

部下が「うつ病」になってしまった際の適切な対応方法

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 うつ病になってしまった部下には、適切な方法で接する事が大切です。大抵の場合は、休みがちになり、そのうち、休む事の連絡さえこなくなり、会社側から連絡をとると、うつ病であるという事が発覚する事例が多いです。その時に、上司としては、部下に快く休ませてあげる事が大事です。「なぜ休むのか」など、無理に理由を聞いたり、「なぜ病んでしまったのか」事情を聞いたり、その「なぜ?」という言葉は、うつ病の患者にとっては、責められていると解釈し、さらに病んでしまう事があります。うつ病という事が発覚した時点で、会社の事は気にせずに、ゆっくり休むように声をかけるのが得策です。そして、下記の対処が必要です。

1. 部下のうつ病の原因を探る

 まずは職場の状況を客観的に見る事で、部下がうつ病になった原因を推測してみる事から始めます。

「うつ病」になった原因を推測する際のチェック項目

  • 勤務時間は適切であったか
  • 休憩時間は適切であったか
  • 仕事量は適切であったか
  • 仕事内容は本人の能力に合っていたか
  • 仕事の事で相談できる環境にあったか
  • 職場の人間関係は上手くいっていたか
  • 得意先等の関係で悩んでいなかったか

 この時に、上司としてフォローできていなかったのではないか、なぜうつ病になる前に気づかなかったのかなど、自分を責める事だけはしてはいけません。人はそれぞれ、精神的に受け入れられる容量という物が違うので、自分が大丈夫な事でも、他の人は気に病んでしまったり、その人自身になってみないと分からないものです。ここで考えていくうちに、なんとなく思い当たる節がでてきます。職場の人間関係以外の事であれば、思い切って、部下の仕事の担当を変更するのが望ましいです。

 今までしていた仕事が他の人に移ってしまうと、余計に病んでしまうのではないかと心配があるかもしれませんが、うつ病の患者にとっては、今まで抱えていた物が軽くなったり無くなったりする事で、気持ちが軽くなる事があります。もうやらなくていいという気持ちが心を軽くする効果があります。

 ただし部下の気持ちを尊重する事が大切です。どうしても担当を外れたくない場合もあります。仕事を頑張りたいのに、できない自分に病んでしまっている場合もあるからです。その場合は、上司として仕事をフォローして一緒にやっていくスタイルをとる事が大切です。職場の人間関係の場合は、違う部署への異動が望ましいです。

2. 会社側への対応

 次に会社側へ報告し、対処してもらうべき事を進めていきます。

会社側への報告・対処法リスト

  • 部下にうつ病の診断書をとらせ、長期的に休む事を報告
    (殆どの会社では、規約により、うつ病の場合は診断書があれば1カ月は休めると思います)
  • 部下の仕事の割り振り
    (人員不足の場合は、他部署から人を回してもらうか、短期的に派遣やパートを要請)
  • うつ病の原因の推測と今後の対処法
    (本人が話せる状態になれば、職場の異動や既部署の存続)・再発防止の為の予防法(上司と部下での面接の機会を設ける)

 上司としては、人員が1人減ったことで、負担も増えて大変になると思います。部下の分の仕事を抱え込んで、今度は自分が病気になりかねません。

 ここは、人員を補充することで、自分にも気持ちのゆとりを持つ事が大切です。

 また他の部下にも、面接をして、うつ病になった部下の様子を聞いたり、自分自身に悩みがないかを聞く機会を設けるのも実施した方が良いです。

3. うつ病になった部下への対応

うつ病になった部下とのコミュニケーション方法

  • 定期的に連絡をとる
    (できれば会って話す)
  • 家族に話を聞いたり、通っている病院へ一緒に付いていく
    (本人が話せない場合)

 1カ月以上休む場合、診断書が再度必要になる為、診断書を取りに一緒に行くという名目で、会社側が病院に付いていく場合もあります。

 これは本人が会社側を完全にシャットアウトしていて話ができない状態であれば、部下を守るためにもした方が良いです。

 話し合いもできないと、会社側は諦めがちになり、部下としてもいたたまれなくなり辞職する場合が多いです。

 そして部下に話を聞くときに、気を付けなくてはならないのが、「元気そうでよかった」「顔色がいい」などです。

 元気そうなのに休んでいると思われていると受け止めてしまう場合があるからです。心の病気は目に見えない物です。

 それは本人が一番理解している事で、こんなに悩んでいるのに、分かってもらえないと、ますます病んでいくことになってしまいます。

 また薬の副作用で、むくんでしまったり太ってしまう事が多いです。うつ病の時は、些細な事が気になるので注意が必要です。

 もう一つ、絶対に言ってはならない言葉が「頑張れ」です。うつ病の人は、頑張りすぎて、病気になってしまう事が多く、また治療も頑張っています。

 これ以上、頑張れというのは、フルマラソンでゴールした人に、またマラソンを頑張れと言っているのと同じくらい酷な話です。


 最後に、うつ病の方は、病気でなんでも悲観的に考えてしまいます。それを無理に前向きな考え方にするのは、うつ病の人には難しく、余計に悩んでしまいます。

 その悲観的な言葉を受け止め、上司として「支えてあげる」という気持ちを持って接すれば、きっと回復していく事でしょう。

 病気になっても、会社で待っていてくれる上司がいると思う事で、気持ちの励みにもなると思います。

 早く出社するようにするのではなく、ゆっくり休んで、部下が自分から出てきたいという気持ちに導いてあげましょう。


部下がうつ病になった原因が「組織体制」にある場合は?

 部下がうつ病になった原因が「会社の組織体制」にあるという場合もあるだろう。

 遅かれ早かれ、そういった組織は崩壊していく可能性が高い。

 組織内でハラスメントが横行している、今後のキャリア・スキル育成に役立つ仕事がないなどのマイナス要素がある場合、早い段階で転職を検討することをオススメしたい。

 とはいえ、多忙なビジネスパーソンは転職活動を行う時間も限られている。そんな忙しい人には「転職エージェント」を利用することをオススメしたい。

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部下が「うつ病」になってしまった際の適切な対応方法 2番目の画像

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