1. 部下から「退職」の報告を受けた際にとるべき対応方法

部下から「退職」の報告を受けた際にとるべき対応方法


  部下から退職願の報告を受けたとしたら、少なからずショックを受けますね。報告をしてきた社員が普段から勤務態度が悪かったのであれば話は別ですが、それが真面目な社員であったなら、自分の部下への指導がいけなかったのかと自信を失うこともあるかもしれません。また、人員が欠けるとなれば自分の仕事にとっても痛手となります。ただ、部下を持っている人間であれば、誰でも経験する可能性のある問題です。一度目を通して頂き、いざという時に慌てず毅然とした態度を取れるようにしておきたいものです。

1. 一度話し合いの場を設ける

 部下から退職願の報告を受けたら、まず一度部下と話し合いをしてください。その際、部下のプライバシーを尊重してやることが大切です。公にせず、他の社員に知られないように場を設けてください。退職願は、会社側が承諾するまでは撤回できるものです。(会社が既に新たに人員を雇用したなど、退職願の撤回により会社に損害を与える等事情がある時は撤回できないこともあります。)まだ退職が決定していないことになりますから、部下が退職願を出したことが広まらないように注意してください。

 話し合いが必要なのは、部下の退職願の報告の真意を聞くためです。現在の業務内容に不満があるのか、他にやりたい仕事があり転職を希望しているのか、何か問題を抱えているのか…悩み相談になってしまう場合もあるかもしれませんが、一度はこうして部下の話を聞いてください。業務内容に不満を持っているのであれば、退職以外の解決策を探すことが出来るかもしれません。

 もし部下の退職の意思が固いのであれば、退職願の受理について伝えてください。退職願を受理する権限が自分にある場合は、退職願を受理するのか、いったん保留にするのか、はっきりと部下に伝えることが大切です。自分に受理の権限が無い場合は、権限のある管理職にいつ退職願を渡すのか明確にしてください。後々のトラブルを回避するためにも、曖昧にしないことです。その後、部下の退職が正式に決まった後は、退職までの流れを本人任せにせず、人事部とやり取りをして状況を把握してください。どうせ退職するのだからと、放っておいたり冷遇するのはもってのほかです。

2. 会社のために大切なこと

 部下の退職が決まったら、業務の引き継ぎを考えなくてはいけません。部下の保護者ではありませんので、部下が担当していた仕事には社会人として最後まで責任を持たせましょう。引き継ぎの際には、残っている部下達が負担を感じないような配慮が必要です。スケジュールの組み方に余裕を持たせるのはもちろんですが、業務内容を自分も把握したり、問題なく引き継ぎが進んでいるか声かけをしたりなど、引き継ぎを行う当人同士に任せきりにするのではなく、積極的に関与しましょう。忙しい日々の中では難しいかもしれませんが、残っている部下にとっては、そういった上司の姿勢は安心に繋がります。

 また、退職する部下にとっても、気持ちよく退職できる環境を作ってもらえることはありがたいことです。部署全体の雰囲気やモチベーションが悪くならないように、少しで良いので心配りをすることが大切です。部下の退職は、あなたへの信頼をあげるチャンスになるとも言えるのです。

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