1. プレゼンでの画像引用は著作権に触れる? 資料作成時の安全な引用の仕方

プレゼンでの画像引用は著作権に触れる? 資料作成時の安全な引用の仕方

プレゼンでの画像引用は著作権に触れる?  資料作成時の安全な引用の仕方 1番目の画像

 プレゼン資料を作る際、味気のないプレゼン資料にしないためにも画像を引用することがあるだろう。

 しかし、ネット上の画像を引用する場合、もしかしたら著作権法に引っかかる可能性がある。

 では、どのように画像引用すれば問題ないのだろうか?

 そこで今回は、社内プレゼンでネット上の画像を引用する方法を紹介したい。

社内プレゼン資料への正しい画像引用方法

プレゼンでの画像引用は著作権に触れる?  資料作成時の安全な引用の仕方 2番目の画像

 社内プレゼンで画像使用する場合、それは「画像を引用する」ということになる。

 著作者に無断で著作物を使用することはできないが、「引用」という形でなら使用しても問題ない。

正しい画像引用の方法:「商用目的ではないこと」「出典元」を明記する

 画像を引用するときには、「商用目的ではないこと」と「出典元」を明記しよう。

 いずれは商用目的のプレゼン資料として活用する場合には、著作者に許可をとることによって著作物を「利用」することが可能になる。

 社外プレゼンで活用する場合には、早めに著作者に交渉することをおすすめしたい。

文化庁が提示する「正しい引用方法」とは?

Q:講演で、他人の作成した資料などをスクリーンに映写しながら説明する場合、著作権者の許諾が必要でしょうか。

A:自説を補強するために他人の著作物の利用を認めた「引用」に該当する場合(第32条)や非営利・無料・無報酬の著作物の上映(静止画の映写も上映に含まれます)(第38条第1項)に当たる場合は、著作権者の了解なしに使えますが、それ以外は一般に著作権者の了解が必要です。

 講演の場合は、講師の話の補強材料に使われることが通常でしょうから、多くの場合において「引用」といえるのではないかと考えられます。

出典:著作権なるほど質問箱 - 文化庁

 文化庁が運営する「著作権なるほど質問箱」でも、自説を補強するために「他人の著作物の利用を認めた“引用”に該当する場合」「非営利・無料・無報酬の著作物の上映に当たる場合」は著作権者の了解なしに使えると書かれている。

 「引用」に該当する要件については、以下を参考にしてみてほしい。

「引用」に該当するには、[1]公表された著作物であること、[2]公正な慣行に合致すること、[3]報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われること、[4]出典を明記すること(コピー以外はその慣行があるとき)が必要です(第32条第1項)。[2]と[3]の要件については、少なくとも自分の著作物と他人の著作物が明瞭に区分されていること、引用にいてそれなりの必然性があり、自分の著作物が主で引用する他人の著作物は従たる存在であることが必要と考えられます。講演の場合は、講師の話が中心で、他人の著作物はその補強材料に使われることが通常でしょうから、多くの場合において「引用」といえるのではないかと考えられます。

出典:著作権なるほど質問箱 - 文化庁

商用のプレゼン資料におすすめ:著作権フリーの素材サイトまとめ

プレゼンでの画像引用は著作権に触れる?  資料作成時の安全な引用の仕方 3番目の画像

 商用プレゼンの場合や、著作権に最大限に気を遣いたい心配性な人には、著作権フリーの画像を使うことをおすすめしたい。

 商用利用可能のサイトなら、著作権の心配をすることなく転用することが可能だ。以下にフリー素材のサイトをいくつか紹介しよう。

【画像引用OK】著作権フリーの素材サイト①:写真素材 足成

 全国のアマチュアカメラマンが撮影した写真を無料で提供している「写真素材 足成」。個人、商用問わずにすべて無料で使える。

 人物や景色だけでなく、テクスチャ画像などもあるため、プレゼン資料の背景画像として活用したい方にもおすすめのサイトだ。

【画像引用OK】著作権フリーの素材サイト②:pixabay

 著作権のない画像を共有するクリエイティブコミュニティの「pixabay」。

 すべてクリエイティブ・コモンズ(CC0)のため、商用目的であっても許可などを求められる心配がない。

 無料とは思えないハイクオリティな素材が揃っており、スタイリッシュなプレゼン資料を作りたい人にはうってつけのフリー素材サイトである。

【画像引用OK】著作権フリーの素材サイト③:いらすとや

 可愛らしいイラスト素材を多数そろえたフリー素材サイト「いらすとや」。

 PowerPointでのプレゼンから書籍、チラシ、パンフレットまで、媒体を問わずに一つの制作物につき20点までイラストを商用利用することができる。

 「いらすとや」であれば、人物やイベント、文字、スポーツ、生活など、イラストのジャンルが幅広く、テーマに合った素材を必ず見つけられるはずだ。

【画像引用OK】著作権フリーの素材サイト④:ダ鳥獣ギ画

 作者不明の国宝絵巻「鳥獣戯画」に出てくるうさぎとカエルをモチーフにしたイラストが揃うフリー素材サイト「ダ鳥獣ギ画」。

 ゆるっとしたユーモアのあるイラストが目を引き、いらすとや同様にイラストのジャンルが幅広い。

 ユーモアが許されるようなプレゼンテーションでは、ダ鳥獣ギ画のイラストを使ってみると聴衆の印象に残るようなプレゼンができるはずだ。


 プレゼン資料における画像引用の著作権について紹介してきた。画像の引用方法などについて理解することはできただろうか?

 商用目的のプレゼン資料は、法律に触れることなくスムーズに作りたいものだ。記事内で紹介したフリー素材のサイトを活用して、著作権を気にすることなく画像を使ってみるといいだろう。

 また、自作のイラストや自分で撮影した画像などを使用してみると、よりオリジナリティのあるプレゼン資料になること間違いなしだ。

 プレゼンテーションをする機会が多いビジネスパーソンは、ぜひ挑戦してみてほしい。

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