1. 部下のモチベーションを高める上手な指導の方法

部下のモチベーションを高める上手な指導の方法


 部下を持って一番悩むのは、その指導方法ではないでしょうか。特に、部下のモチベーションが上ってこない、しかしどうやってモチベーションを上げたら良いのかが分からない、と悩んだ経験を持つ方は多いと思います。業種や職種を問わず、部下を持てば誰しもが経験する悩みだと言えるでしょう。部下のモチベーションを高めながら、効果的に指導する方法とはどういったものなのでしょうか。

全体像を提示する

 部下のモチベーションを上げる上でまず何よりも大切なのは、プロジェクトなり仕事の概要を、あなたが理解できている範囲で部下に提示しておくことです。 特に初めて部下を持った方にありがちなのが、部下に断片的な仕事だけを回してしまうこと。例えば新しいプロジェクトに着手する場合、「これをやって」「あれをして」とその都度指示するだけ、というのがよくある「モチベーションを下げてしまう」指導方法です。


 本人としては単に仕事の振り方が分からないだけだったり、あるいは部下に気を遣っているつもりだったりするのですが、断片的な仕事を振られた方にしてみれば、「自分にはどうでもいい仕事ばかり回しているのではないか?」と思ってしまいます。これでは、指導をされた側としては仕事の全体像が見えず、モチベーションは上がりません。人間は、自分がやっていることの最終的な目標がわからないままではモチベーションを維持できないのです。 有益な指導方法とは、部下が自ら、最終的な目標のために動くことができるような指導方法なのです。そのためにはまず、全体像をつかませてあげなくてはなりません。

具体的な時間を提示する

 仕事の全体像を提示した後にすることは、具体的な期日や日時などの数字を提示してあげることです。この場合も足元にある小さな数字を積み上げていくのではなく、最終的な期限や目標としている数字から逆算するような指導をするのが効果的です。また、自分が達成しなければならない数字は部下自身に考えさせるのがベストでしょう。


 具体的な方法としては、例えば営業であれば、今期の達成目標や最終的な期日を部下に対して提示する。その中で部下自身が、月あたりの目標数値を自分で定められるようにすればよいのです。つまり、「一日あたりこれだけを目標にすれば、年度末までにはこれが達成できるよね」と指導するのではなく、「年度末までにこれだけの数字が必要だ。一日あたり、どれだけ達成できる?」と水を向けてあげるのが一番の方法だということです。


 これにより、部下は自分で考えることができます。さらに、指導される側としては自分の見解を訊いて貰えるため、その点でもモチベーションが上がります。やはり、上司に認められているという感覚は必要なのです。

管理とフォローに徹する

 上記の二点をクリアした後で大切になってくるのは、可能な限り部下の努力や意思を尊重してあげることです。 部下の中にも初めてその仕事をする人がいるかもしれません。自分がやった方が早い、と思うことも多々あるはずです。しかし今必要なのは部下を育てることであり、その作業を早く終わらせることではありません。部下が行っているペースで目標となる数値を達成できるのであれば、必ずしもそれ以上に早く処理をさせる必要は無いのです。


 大切なのは、部下が自分で算出した目標なりノルマを達成できているか声を掛けてあげ、進捗状況を確認することです。指導とはその字の通り、指示して導くことなのです。部下のモチベーションを上げる方法とは、部下に「自分は上司から信頼され、気にされている」という感覚を与え続けさせることです。満足感と達成感を与えるのが、上手な指導方法だと言えるでしょう。



 

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