1. 「うつ病」になってしまった部下への上手な接し方

「うつ病」になってしまった部下への上手な接し方


 優秀で明るい部下が会社を突然休んだとしても、体調不良だろうと大して大きな心配はしないでしょう。しかしそれが2週間続いてしまったらどうでしょうか? おそらく何かしらうつ病の疑いがあります。部下の管理は上司の管理能力が問われると言いますが、うつ病というのは、真面目で責任感のある人ほどかかりやすいと言われています。もしあなたの部下がうつ病になってしまったら、どのような接し方を心がければよいのでしょうか。

「うつ病=病気」であることを理解する

 「うつなんて甘いことを言っていないで会社に来なさい!」 うつ病を理解していないと、うつ病=気分の浮き沈みから来るものと思い、このようなセリフを部下に言ってしまうかもしれません。しかし、これは大きな間違いです。このような接し方をすれば、部下はますます「精神的に弱い自分が悪いんだ」「しっかりしなければ」とますますプレッシャーとストレスに押しつぶされそうになっていき、うつ病は進行していくだけです。上司であるあなたは、まず部下が病気にかかってしまっているということを理解し、状態を知るところから始める事が大切です。

会社での変化は無かったか?原因を探る

 普段は優秀で真面目な部下が何故会社に来なくなってしまったのか? 会社で起きていた事を洗い出し、原因を探ることでうつ病を改善する可能性があります。


・大きなプロジェクトなど責任が負担になる仕事を任せていなかったか 

・果たせないようなノルマを課していなかったか 

・期待しているというような言葉をかけプレッシャーを与えすぎていなかったか


 これらの事を改めて振り返り、部下のうつ病を引き起こしてしまった原因があるならば、それを取り除きストレスとなっていた部分を解消してあげましょう。 うつ病の原因であるストレスが取り除けられれば、症状を改善することにつながっていきます。

退職などの決断は避け休息をとらせる

 うつ病にはとにかく休息が重要です。 部下が退職を訴えたとしても、大きな決断をさせるのはまず先送りにし身体共に休ませるようにしましょう。精神的にも身体的にも十分な休息を取らせ、それを会社側も理解することが大切です。上司だからといって過度な励ましなどもせず、見守る気持ちで受け止めてあげましょう。

熱くならずに適度な距離を置くことも大切

 面倒見の良い人や責任感の強い上司は、どうにか部下を立ち直らせたいという気持ちで精一杯うつ病と戦おうとします。しかしそういう人であるほど、深刻に状態を受け止めすぎて自分に非があるのではと悩んでしまう事も少なくありません。部下がうつ病になってしまっても、それは上司の責任でも何でもないのです。病気と割り切った上で、部下とはある程度適切な距離を置く接し方をする事が大切です。


 上司も一人の人間ですから、部下のうつ病の接し方について悩みを抱えたら周囲の信頼できる人間に相談したり、会社内に所属している健康管理士や専門カウンセラーにアドバイスを求めるのも一つの手段です。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する