1. 稲盛和夫の、人前で部下を叱る理由とその考え方

稲盛和夫の、人前で部下を叱る理由とその考え方

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 一般的に、人前で部下を叱ることはあまり好ましくないこととされています。その理由は、部下のプライドを傷つけることになったり、職場自体が気まずい空気になってしまうからだと言われています。


 果たして、人前で部下を叱ることは本当に良くないことなのでしょうか。京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は、人前で叱ることは然るべき手段であると語ります。なぜ、そのように考えるのでしょうか。

部下の成長のため

 上司の中には、部下を辱めるためにわざと人前で怒りをぶつけるというひともいるそうです。しかし、稲盛氏の考えている理由というのはもちろん、部下を貶めるというものではありません。


 人前で叱った部下との関係性が崩れるという恐れを抱き、部下を厳しく叱る勇気がなく、部下の様子を伺ってばかりの上司の下では優秀な部下は育たないし会社も成長しない、というのが稲森氏の持論です。だからこそ、人前だろうがなんだろうが、間違っている点に関しては遠慮すること無く厳しく叱るようにするということが大切だと言います。


 会社において、部下との関係性と会社の業績や部下の成長のどちらを重視するのかということろで、つい混乱してしまう部分ですが、上司のすべきことは部下の仕事を管理し業績をあげることに責任を持つことであるということを忘れてはいけません。

人格は否定してはいけない

 叱り方にもコツがあります。熱が入るとつい、ミスをした部下自身のことまで言及してしまいがちになります。そうすると、仕事をする上での部下との関係性も維持できなくなってしまいますね。


 稲森氏は、徹底してその仕事に対して叱るということに注力しているといいます。確かに、ミスをしたのは仕事であってその人自身の人格ではありません。部下の成長・会社の業績アップを心から想っているからこそ、このような叱り方ができるのでしょう。


 人前で部下を叱るということは、いつの間にかタブーのように扱われていますが必ずしもそうではないのだということは、忘れてはいけません。変に遠慮することなく、正しい叱り方をするようにしましょう。

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