1. 居酒屋の上座は? 居酒屋で楽しく目上の人と一緒に飲む時のマナー

居酒屋の上座は? 居酒屋で楽しく目上の人と一緒に飲む時のマナー

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 ビジネスパーソンは年中通して、忘年会や新年会、歓迎会、送別会など、何かと居酒屋で飲み会が増えるだろう。

 仲間内で飲む飲み会だと気兼ねなく飲めるが、上司や接待など目上の人と一緒に飲む事も多い。

 そこで、ビジネスパーソンとして覚えておいてほしいのが「席次」に関するマナーだ。今回は大人のマナーとして知っておくべき席次のマナーについて紹介したい。

【上座/下座】まず知ってほしい「席次」のマナー

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 居酒屋に着いて席を決める時にまず意識するのが上座と下座だろう。

 「じょうざ」または「げざ」ともいわれるが、一般的には「カミザ」と「シモザ」ということが多い。 

扉から最も遠い席が「上座」。扉から最も近い席が「下座」

 基本的に、上座とは入口から遠い席のことをいう。

 和室であれば、襖を開けて一番奥の席が上座。洋室についても和室と同様で、扉から一番奥の席が上座である。

 席の中でも最も「位の高い席」という扱いになる上座には、目上の人を座らせるようにしよう。

 お客様や先輩、役職が上の人には、率先して「奥のお席へどうぞ」と促してみてほしい。

目上の人を上座に通す“理由”とは?

 入口から近い下座の席は、料理が届いたり、店員が注文を伺いに来たりと、とにかく出入りが激しくて落ち着かない場所だ。

 そんな下座に目上の人を座らせるのは失礼にあたるといえる。

 目上の人に料理の注文や受け渡しをさせないためにも、上座に通す必要があるのだ。

目上の人をスムーズに上座に通すには?

 下座に座る後輩にあたる人や若手ビジネスパーソンたちは、目上の人がスムーズに上座につけるように配慮する必要があるだろう。

 スムーズに上座に通すためには、目上の人よりも先を歩かないようにしてほしい。

 居酒屋までの道案内では先を歩いてもいいが、居酒屋に着いたら必ず目上の人の後ろをついて行くことを意識しよう。

 目上の人が奥の上座から順番に部屋へ入られるように気遣えば、きっとスムーズに上座に通すことができるはずだ。

上座の歴史

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 上座とは本来、床の間や床脇棚に最も近い場所の席を指す言葉だった。

 ではなぜ、「床の間の近く」が上座となったのだろうか?

そもそも「床の間」はどんな場所だった?

 寝殿造りから床の間がある書院造りに変わった室町時代。そんな書院造りの特徴ともいえるのが「床の間」なのだ。

 床よりも一段高くなっている床の間は、実は僧侶が経典を勉強するための部屋がモデルとなっている。

 寺社仏閣の厳かさを意識させる床の間は、三具足(みつぐそく)といった仏壇に供える香炉や花瓶と燭台を置いて、仏画を飾るという神聖な場所とされたようだ。

「床の間の近く」が上座になった理由とは?

 上記のことから、室町時代の人には「床の間=神聖な場所」という考えがあったと考えられる。

 そんな神聖な場所に一番近い場所が「上座」となり、身分の高い人が座るのは至極当然だろう。

 現代の大人のマナーである「上座」には、室町時代の人々の考え方が影響していたのだ。

 現代では床の間のない和室もあるが、床の間がなくなっても「上座と下座」という文化は色褪せない。しっかりと上座のマナーについては頭に入れておこう。

もし目上の人から上座を勧められた場合は?

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 ここまで、「目上の人は上座に通さなければならない」というマナーについて説明してきた。

 しかし、時には「目上の人から上座を勧められる」ようなこともあるだろう。その場合はどのように対処すればいいのだろうか?

上座を勧められたら「私はこちら(下座)に座ります」と一言添える

 目上の人に「奥の席に行きなよ」などと上座を勧められたときには、執拗に食い下がらずに素直に上座に座ってほしい。

 そのときには、座る前に一言「私はこちら(下座)に座ります」と言うといいだろう。

 それでも上座を勧められて上座に座ることになったとしてもマナー違反にはならないため、安心してほしい。


 目上の人も人それぞれ。席次などの細かなマナーにうるさい人もいれば、上座や下座といったことを気にする堅苦しい飲み会が嫌いな人もいる。

 そこは飲み会の雰囲気や目上の人の性格から判断をしておこう。

 本記事を通して「上座/下座」という席次のマナーを押さえて、目上の人と一緒に楽しくお酒を飲んでほしい。

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