簡単に「伝わる」パワーポイントを作るための4つのポイント
- 2013/12/29
- Ryosuke Abe
仕事をしているとパワーポイントを作る機会は多いのですが、相手にしっかりと意図が伝わるスライドを作ることは最初はとても難しいものです。上司に、分かりにくいと言われて、修正するのならまだよいですが、営業先で見せたスライドが分かりにくいものだったために、相手に意図をしっかりと伝えきれずに商談が破談になってしまうというケースもあります。そこで今回は、相手にしっかりと伝わるパワーポイントを作るための4つのポイントについてご紹介していきたいと思います。

1. 色の使い方を統一する
パワーポイントで、様々な色を駆使して文字を彩っているケースを見かけますが、そのような強調方法を取ると、どの言葉やメッセージを印象づけたいのかが受け手からは読み取れなくなりますし、結果的に理解しにくいスライドとなってしまいます。従って、覚えて欲しい言葉やフレーズは赤、強調したいだけのときは黄色、などと色使いを統一することで相手が理解しやすいスライドを作ることが出来るのです。
2. 文字のサイズと書体を統一する
特に意識せずにスライドを作成していると、様々な文字のサイズを使ってしまったり、書体を統一せずに使ってしまうことがあります。しかし、このような統一感の無い作り方をすると、全体的なレイアウトがバラバラで見難くなるだけでなく、製品のプレゼンテーションをしている場合などでは「この会社は細部には余りこだわらない、いい加減な会社なんだな」という印象を持たれてしまう恐れもあります。従って、文字のサイズと書体を統一することは読みやすさという観点からも、プレゼンテーションの印象を良くする観点からも重要となります。 文字サイズは特に指定がなければ20pt以上を使いましょう。プレゼンテーションではこれ以上小さい文字を使うと文字が見えにくい場合があります。また書体については、印象的なプレゼンにするためには、プレゼンの対象となるモノによって書体を上手く使い分ける必要があるためイメージに合った書体を選んであげることが大切です。女性物の化粧品を扱う場合には、丸みを帯びた可愛らしい書体が良いですし、会社のIR情報を出す場合には、固い書体を選ぶべきです。

3. ルールを崩す
色や文字のサイズ、書体の統一によって全体的な読みやすさや理解のしやすさは格段に上がります。しかし、特に重要なポイントを強調したい際には、あえてこのルールを崩すと効果的です。全体的に統一感がある中で、色を変えたり、文字のサイズを極端に大きくしたり、書体を変えたり、太字にしてみるなどを行うことでその言葉やメッセージが印象的に残るようになります。
4. 1つのスライドに多くの情報をつめ込まない
「1スライド、1主題」はパワーポイントを作る際には基本ですが、意識していないと、様々な情報を1つのスライドに詰め込みすぎてしまいます。会社の内部に向けてのプレゼンテーションや、外部に向けてのものに関わらず、1つのスライドの中にはシンプルに1つの主題に沿った内容のみを記載するようにすべきです。 多くの情報を伝えたい場合は、スライドのストーリーをしっかりと意識しながら、複数スライドにまとめていくと良いでしょう。

いかがだったでしょうか?今回ご紹介したポイントは、意識するだけで簡単に取り入れられるものばかりです。パワーポイントを作る際には、色の使い分けや文字サイズ、書体などしっかりとルールを自分の中で設けて、それをもとにスライド作成をしていくと読みやすく、理解しやすいスライドを作ることが出来ます。これらのポイントをしっかりと意識して、伝わるパワーポイント作りを目指しましょう。
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